保釈 清原を待ち受けるシャバの試練 (2/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

AERA dot.

保釈 清原を待ち受けるシャバの試練

このエントリーをはてなブックマークに追加
保釈後まっすぐに医療機関へ向かう、清原被告を乗せたワゴン車 (c)朝日新聞社

保釈後まっすぐに医療機関へ向かう、清原被告を乗せたワゴン車 (c)朝日新聞社

「覚醒剤による精神疾患は幻聴・幻覚、被害妄想による異常行動など統合失調症と症状はほぼ同じです。まだ解明されていない部分も多いが、清原被告のように長期連用していると脳の機能が明らかにダメージを受ける。1年経てば、5年経てば症状が消えるというものではない。しばらく向精神薬による治療を受けることになるでしょう」

 しかも、妻に見放され、2人の息子とも容易に会うこともできない孤独な環境は、逮捕前と変わらない。

「薬物依存症からの回復支援施設のダルクなどが行う集団療法が必要になってくるが、こうした自助グループにつながるには家族が一緒に行くなど周囲のサポートが不可欠。それがないのが心配です」(岩波教授)

 一方で、売人ルートの全容解明については捜査が難航しているという。

「清原に覚醒剤を譲渡していた小林和之被告がほとんどしゃべっていないようだ。群馬ルートは、関東を拠点とする指定暴力団の傘下団体の関与が当初から指摘されたが、捜査は詰め切れていない」(捜査関係者)

 注目の初公判は5月17日に、東京地裁で行われる。(本誌・西岡千史、牧野めぐみ、藤村かおり、亀井洋志、松岡かすみ、長倉克枝、上田耕司/菅野朋子)

週刊朝日 2016年4月1日号


トップにもどる 週刊朝日記事一覧

おすすめの記事おすすめの記事
関連記事関連記事

あわせて読みたい あわせて読みたい