立教大青山学院大の放送研究会(部)はアナウンサー志望の学生に人気がある。また、法政大の自主マスコミ講座は、マスコミを志望する学生対象のゼミ形式の授業で、七つのコースのなかに、アナウンサーコースがある。ある女子学生は、

「アナウンサーを目指して、法政大学に入りました」

 と明かす。この講座ではOB・OGの現役アナウンサーから直接指導を受けられるため、特に学生の人気が高い。

 女子率が高い大学の出身者には、華やかさはもちろん、ビジネス分野でも優れた女性が多い。「女性の社長(社員10人以上)の輩出数」では、女子率3位の青山学院大がトップ、2位は女子率トップの立教大だ。明治大はGMARCH内での女子率では最下位だが、女性社長の数では3位と健闘している。

 こうして見ていくと、一口にGMARCHといっても、それぞれ得意分野があるのがわかる。偏差値からは見えないこんな特徴も、自分に合った大学選びの参考にしてほしい。

週刊朝日 2016年3月18日号より抜粋