松山ケンイチ「“うまい役者”と言われるのはあんまり嬉しくない」 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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松山ケンイチ「“うまい役者”と言われるのはあんまり嬉しくない」

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「オファーをいただいたときは、“また挑戦できる”と思いました。」(※イメージ)

「オファーをいただいたときは、“また挑戦できる”と思いました。」(※イメージ)

「『七人の侍』で三船敏郎さんが演じた菊千代と、無責任シリーズの植木等さん。今回、太郎の役には、その両方の要素があると僕は思っているので、ぜひそれでお願いします」

 1990年代に大ヒットしたギャグ漫画の映画化にあたり、松山ケンイチさんは、監督の山口雄大さんからそんな演技指導を受けた。原作は西遊記をモチーフにしており、松山さん演じる山田太郎は、横暴で傍若無人なかぶき者。昔話的な要素も踏まえつつ、特撮ありアクションありの、痛快なコメディー映画に仕上がっている。

「オファーをいただいたときは、“また挑戦できる”と思いました。大河ドラマで1年間一人の役を生きたせいか、それ以降はどうしても、清盛とは極端に違う役をやりたくなってしまう(苦笑)。現場では、自分にできるだけのことはやりましたけど、正直、できあがったものを観るのは怖かったです。太郎という、何を考えているかわからない役が、ちゃんと映画の中で成立しているか心配で」

 この役を演じたときも、監督から、「おなかが出た感じの、子供っぽい体形にしてほしい」と言われ、短期間でイメージに沿えるよう準備した。アクションでも人間ドラマでもコメディーでも、役のなり切り方は徹底しているが、「“うまい役者”と言われることは、あんまり嬉しくないですね」と本音を漏らした。

「“うまい”って言われるくらいなら、“何かわからないけど、気持ち悪い”とか言われたほうがいい。せっかくやるからには、観る人に何かしらのインパクトを残したいんですよ。もし、全身全霊で挑まないで小手先で芝居してたりしたら、観る人にバレてしまうんじゃないかって思う。それはちょっと怖いです」


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