安田顕 「下町ロケット」で高評価もオファー増えず? (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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安田顕 「下町ロケット」で高評価もオファー増えず?

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週刊朝日
「下町ロケット」で高評価もオファー増えず?(※イメージ)

「下町ロケット」で高評価もオファー増えず?(※イメージ)

「あれ? あの人、何の人だっけ?」

 電車に乗っていると、どこからかそんな囁き声が聞こえてくる。安田顕さんは、いつも聞こえないフリをしながら、その場をやり過ごす。

「“自分の知名度が上がってきているな”とか、“大作のオファーが増えているな”とか、そういう実感は全くないです。カッコつけるわけじゃなく本当に、今ある役に全力で取り組むことで精いっぱい。今の僕に目標があるとすれば、“役者を長く続けていくこと”だけですね」

 とはいえ2015年は、北野武監督の映画「龍三と七人の子分たち」で老人からカネを巻き上げる組織のボスを冷徹に演じる一方、ドラマ「下町ロケット」では、社長の右腕として働く研究者として、工場で起こる出来事に一喜一憂しながら成長していくさまを繊細に表現し、さまざまな現場で役に染まる“カメレオン俳優”的な存在感を発揮している。

 今月公開される映画「俳優 亀岡拓次」では初の主演。しかも、37歳にして脇役専門の俳優の役だ。

「僕は、“映画通”と言えるほど映画に詳しいわけじゃないし、役者になった理由を聞かれても、正直言うと、“何となく”としか答えられない。たまたま大学で演劇研究会に入って、そこで今のTEAM NACSの仲間と出会ったことと、ファンのみなさんに支えられていることが大きいんだと思います。でも、インタビューとかで“何となく”って答えるのが一番嫌がられることもわかっていて(苦笑)。今度の映画は、そういう言葉にできない感覚を、映像を通してすごく上手に切り取っている。役者に限らず、あらゆる市井の人が抱える“何となく”っていうリアルが溢れている映画だと思います」


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