参院選の勝敗を左右すると言われる32の1人区でも、浅川氏が与党の29勝3敗、角谷氏が与党の24勝8敗と、ともに大差で与党の勝利。浅川氏、角谷氏ともに自民単独で過半数に達するか、それに近い議席数を獲得すると予測した。特に浅川氏の予測では、自公におおさか維新、日本のこころを大切にする党を加えた“改憲勢力”の合計で、憲法改正の発議の条件である全議席の3分の2(162議席)を突破した。

 衆院はすでに自公で3分の2を確保しているから、首相宿願の憲法改正がいよいよ射程内に入ってくる。

 ただし、民主、維新、共産など各党が現在進めている選挙区調整がうまく進んだ場合、結果が変わってくる可能性があるという。角谷氏がこう語る。

「現在のところ、13の選挙区で野党の統一候補が立てられる見込みです。まだ候補者も決まっていないところが多いので与党有利の予測としましたが、今後の展開次第では、これらの選挙区のいくつかで結果が覆ってもおかしくありません」

週刊朝日  2016年1月22日号より抜粋