織田家16代当主・織田裕美子「その時代、女城主だったらと思うと恐ろしくなります」 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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織田家16代当主・織田裕美子「その時代、女城主だったらと思うと恐ろしくなります」

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当時、女性にとって結婚というのは、「人質になる」という意味もあり、現代の私たちの感覚と全く違います(※イメージ)

当時、女性にとって結婚というのは、「人質になる」という意味もあり、現代の私たちの感覚と全く違います(※イメージ)

 血で血を洗う戦国時代に、過酷な運命に翻弄されながらも健気に生きた女城主たちがいた──。2017年のNHK大河ドラマの主人公に決まった井伊直虎はじめ、織田信長の叔母であり岩村城城主・おつやの方もそのひとり。その知られざる素顔を織田家16代当主・織田裕美子さんが語った。

*  *  *
 全国的にはあまり知られていないのですが、織田家にも女城主がいました。

 織田一族の居城は小牧、犬山などにいくつかありましたが、岩村城は岐阜県恵那市に今でも立派な城壁が残っています。

 鉄壁の守りを誇る山城で戦国時代、武田信玄と信長の間で争奪戦が繰り広げられました。甲斐への入り口として注目した信長は、城主の遠山景任(かげとう)と同盟を結ぶため、自分の叔母である「おつやの方」を嫁がせました。関係上は叔母ですが、信長と同年代で絶世の美女だったと言われています。

 時代劇などではほとんど出てきませんが、おつやの方は、地元では有名な存在で「女城主」(岩村醸造)という日本酒にもなっており、非常に人気があります。私は茶道家なので、新年の初釜の集まりの折は、先祖を偲んで必ず、「女城主」で乾杯します。

 しかし、おつやの方の人生はあまりに残酷でした。


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