本当に“反日”? やっと日本上映決まった「アンブロークン」の拍子抜け (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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本当に“反日”? やっと日本上映決まった「アンブロークン」の拍子抜け

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アンジェリーナ・ジョリー監督は、生前のザンペリーニと会話を重ね、「真実にこだわった」という (c)朝日新聞社

アンジェリーナ・ジョリー監督は、生前のザンペリーニと会話を重ね、「真実にこだわった」という (c)朝日新聞社

 ネットなどで「反日だ」と批判され、紆余曲折を経てようやく日本公開が決まった米映画「不屈の男 アンブロークン」。問題視された旧日本軍の捕虜虐待シーンはどれほどひどく、どれほど「反日」なのか──。

 ベルリン五輪(1936年)で陸上5千メートルの米国代表だったルイス・ザンペリーニは、第2次世界大戦で空軍の爆撃手として出征する。日本軍の捕虜となり、収容所で非人道的な虐待を受けながら、終戦までの日々を耐え抜く……。

 そうしたザンペリーニの半生を描いたノンフィクションが上梓されたのは2010年。同書は米国で400万部を超すベストセラーとなった。名俳優アンジェリーナ・ジョリーが「闇の中でも光を求めてやり抜く男の旅」を描こうと、メガホンをとった。

 米国では昨年公開され、アカデミー賞で3部門の候補になった。だが日本では、ネットを中心に「日本をおとしめる」「抗議するべきだ」といった批判的な声が続出。大手配給会社が軒並み手を引き、公開が危ぶまれていた。

 だが、本作を鑑賞した米国の映画関係者らに国際電話で感想を求めてみたところ、「ジョリーはよく頑張ったが、インパクトに欠ける。収容所はもっと壮絶だったのでは」「原作よりも内容が薄い。2時間の大作にするには無理があった」「収容所の描写でも、ぎょっとするようなシーンはなかった」と、拍子抜けするような反応ばかりだった。


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