米ドラマHEROS“マシ・オカ”が語る日本の漫画とギャグ 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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米ドラマHEROS“マシ・オカ”が語る日本の漫画とギャグ

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 アメリカと日本の“ハイブリッド俳優”として活躍する、マシ・オカ。彼は“好奇心の奴隷”なのだという。俳優として活躍するだけでなく、ゲーム会社を経営し、日本のコンテンツの映像化に奔走し、プロデュース業や企業のアドバイザーも務める。最近では「オリジナルのアイデアが売れたので」、その脚本も書いている。

 アメリカの大人気ドラマシリーズ「HEROES/ヒーローズ」のヒロ・ナカムラ役で注目され、自らを“コメディー俳優”と位置づけるが、そのコメディーセンスは日本のお笑いから受けた影響が大きいのだとか。

「6歳でアメリカに渡って以来、おばあちゃんが、日本のお笑い番組を録画して送ってくれたんです。僕の『ヤッター!』という決め台詞も、日本の『アイーン』とか『ガチョーン』とか、そういうギャグに、多分に影響されています。考え方はアメリカ人だけれど心は日本人なので」

 今でも、毎週「週刊少年ジャンプ」を愛読するほどの漫画好き。いずれは映画監督として、日本の漫画をハリウッドで実写化したいと考えている。とはいえ、映画監督になることが人生の目標というわけではない。

「いろんな分野の人たちとコミュニケーションを取りながら、作品の格も保てるようにコントロールできるのは、プロデューサーではなく監督だと思います。僕は、アメリカと日本、二つの文化のハイブリッドなんですが(笑)、情緒的な部分は、漫画に育てられたところが大きい。それに、東北の震災が起こったときの日本人の振る舞いの素晴らしさには世界中の人たちが感動しましたし、僕も日本人であることを誇りに思いました。あれ以来、強く“日本の役に立ちたい”と思うようになったんです。映画なら、アメリカで培われた交渉能力と、日本の漫画から学んだ情緒を、うまく融合させられるんじゃないかなって」

 モットーは“毎日がスタート”。取材を受けるときでも街を歩くときでも、常に新しい何かを探している。

「アメリカの教育の素晴らしい点は、教師が、生徒のどんな質問にも答えてくれることでした。いい質問も悪い質問もない。絶対に否定から入らなかった。最初に否定されてしまうと、子供は萎縮してしまいます。ものづくりもそれに近いものがあって、成功だけにとらわれてしまうと、何も始められなかったりする。僕は、世の中に転がっているあらゆるヒントに、前向きに影響されたい。何か新しいことを始めるためには、まず先入観や決めつけといった、壁を取り除くことが大事なのかなと思います。他人の意見には耳を傾けて、それを受け入れるかどうかは、最後に自分で決めればいいんですから」

「HEROES Reborn/ヒーローズ・リボーン」ではヒロ・ナカムラが帰ってくる。

「刀が1本から2本にアップグレードしました(笑)。『ヤッター!』と叫ぶ場面もあるけど、大人の『ヤッター!』になってると思います」

週刊朝日 2015年10月30日号


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