「顔・腕・言葉」に要注意 脳梗塞の初期症状診断法 (2/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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「顔・腕・言葉」に要注意 脳梗塞の初期症状診断法

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一人暮らしの高齢者より、高齢夫婦のほうが…(※イメージ)

一人暮らしの高齢者より、高齢夫婦のほうが…(※イメージ)

 どちらの治療法でもカギとなるのは、急性脳梗塞の患者さんを「いかに速く、治療可能な医療機関に搬送できるか」。発症してすぐに救急車を呼んでも、4時間30分以内にt―PA静注を受けられない地域が少なくないのが現状です。こうした地域を「見える化」するのが第一歩です。

 海外では、距離的にどうしても4時間30分以内が困難な場合、双方向性の通信システムを使い、遠方の専門医が現地の医師に指示を出して実施するしくみが整備されつつあります。日本では、まだこれからです。

 現在、血栓回収療法を実施できる専門医は、全国に約950人しかいません。この専門医養成も課題です。

 そして何より、より多くの人が脳梗塞の初期症状を見逃さず、119番通報できるようにすることが重要です。私たちの調査では、一人暮らしの高齢者より、高齢夫婦のほうが、明らかに来院が遅れがちでした。症状がありながら、「ちょっと様子をみよう」となってしまっているようです。

[1]「イーッ」と言ってもらったときに顔の片側がゆがむ、[2]手のひらを上にして前にならえをすると片腕が下がる、[3]ろれつが回らない。これら三つのうち一つでも当てはまったら、すぐに救急車を呼んでください。

週刊朝日  2015年9月11日号


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