安倍政権の反知性主義 止まらぬ“首相親衛隊”暴言に党内からも批判 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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安倍政権の反知性主義 止まらぬ“首相親衛隊”暴言に党内からも批判

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武藤衆院議員 (c)朝日新聞社 

武藤衆院議員 (c)朝日新聞社 

 7月30日、自民党の武藤貴也衆院議員(36)が自身のツイッターに、安保法制に反対する学生団体「SEALDs」について、<「だって戦争に行きたくないじゃん」という自分中心、極端な利己的考えに基づく>と書き込んだ。

「戦争法案ではない」と説明してきた安倍政権のちゃぶ台を返すような内容が激しく批判されたが、武藤氏は撤回を拒否。さらに、2012年のブログで日本国憲法の三原則である「国民主権」「基本的人権の尊重」「平和主義」について<大きな問題を孕んだ思想だ>などと書いていたことも発覚し、火に油を注いだ。

「SEALDs」中心メンバーの奥田愛基(あき)氏(23)がこう呆れる。

「『基本的人権』がおかしいと言うような人が政権与党にいていいのか。戦争に行きたくないのが利己的と言うが、個別的自衛権の話とごっちゃにしている。僕は他国で起きた戦争に日本が参加して、責任がとれるのかと言っている。武藤さんは本当に法案を理解しているのか」

 滋賀4区選出で2期目の武藤氏は、07年から09年まで嘉田由紀子県知事(当時)を支持する与党系の県議会会派の政策スタッフとして働いていた。当時を知る関係者がこう語る。

「スタッフ時代は遅刻常習者で、遅れても謝らない。当時は国粋主義的な発言もなく、ダム見直しを訴えていたのに、09年4月に自民党の公募候補者に選ばれるとダム推進派に豹変し、みんな呆れていた。昨夏の県知事選では自公推薦の候補が触れない戦略をとっていた集団的自衛権について最終日の応援演説で力説してしまい、公明党が激怒した」

 問題は、政権発足初期には下火だった身内からの失言が、このところ続出していることだ。


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