<郷愁のチキンライス> ホテル仕込みの先代の味 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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<郷愁のチキンライス> ホテル仕込みの先代の味

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週刊朝日#グルメ
登喜和の鴨田夫妻(撮影・岡田晃奈)

登喜和の鴨田夫妻(撮影・岡田晃奈)

 チキンライスとは、どんな料理なのか。

“オムライスの中に入ってるご飯”とでもいうのか、または、“お子様ランチで旗が立ってるご飯”。

「うちは、オムライスには豚肉を使ってるんですよ」

 東京・西新宿の中華料理店、登喜和のおかみさん、鴨田千代子さんが言う。チキンライスは単なる“オムライスの卵抜き”にあらず。食材を使い分けているというのだ。その理由を聞くと、

「昔からうちではそうだったんですよね」

 先代のレシピを、2代目のご主人、鴨田利通さんが継承しているのだそうだ。

 昭和22年に開店、現在はタワーマンションが立ち並ぶ近代的なエリアだが、かつては民家や商店が並ぶ庶民的な街だった。利通さんが言う。

「店の前で子供がバドミントンして遊べたぐらい、のどかだったんですよ。目の前の青梅街道には都電が走ってましたね」

 毎日100件以上の出前もあり、大忙しだった。チキンライスも、そんなころの人気メニューだった。現在は、タワマン住民よりも、近隣のオフィスのサラリーマン客が多い。


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