海外の濃縮果汁を水で薄めて発酵…それでも“日本のワイン”? (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

AERA dot.

海外の濃縮果汁を水で薄めて発酵…それでも“日本のワイン”?

週刊朝日
※イメージ

※イメージ

 ワイン好きの間で、100%国産ブドウが原料の“日本ワイン”が人気を集めている。生産量はまだ多くないものの、独特の存在感を放つ。支えるのは、若手の生産者らを中心とする新興ワイナリーだ。コンクールでも受賞を重ねるなど、キラリと光る日本ワインのいまを探る。

 ワインに詳しいあるライターは話す。

「30~40代の女性のファンには、醸造家の人柄や思想に惚れ込んだ熱心な人も多い。SNSが発達して、造り手と直接つながりやすくなった面も大きい」
 
 中には、「農作業で鍛えられた隆々とした筋肉と小麦色に焼けた肌がたくましい」と騒がれるイケメン醸造家もいるという。

「醸造家が参加する各地のイベントを追いかけ、休暇をやりくりして、農作業を手伝いに行くファンもいるんですよ」(ライター)

 イケメンにとどまらない造り手の多種多様ぶりも、日本ワイン界が独特のムードを醸す一因という。

 元職をたどると音楽プロデューサーや編集者、金融関係者といった「転職組」も目立つ。ワイナリー経営を目指す医師や歯科医も多い。

「酒の業界は、同業者の仲が悪いことが多いのですが、近年出てきた日本ワインの醸造家たちは横のつながりが強いですね」

 と話すのは、大手メーカーの日本ワイン担当者だ。

「いいワインを造りたいという共通した思いを抱いていますから、編み出した技術を隠さず教え合う。業界全体で切磋琢磨するところも他の酒の造り手たちとちょっと違うところですね」

 ここ数年で、日本ワインの質がさらに良くなったと言われるのは、こうした背景があるようだ。


トップにもどる 週刊朝日記事一覧

続きを読む

おすすめの記事おすすめの記事
関連記事関連記事

あわせて読みたい あわせて読みたい