「辞めた2人より、残る3人のほうが心配」女性3閣僚の爆弾
女性閣僚ダブル辞任で大きな重圧がかかるのが、残留する女性3閣僚。高市早苗総務相(53)、山谷えり子拉致担当相(64)、有村治子女性活躍相(44)だ。9月の内閣改造で安倍首相は「女性活躍」を打ち出しただけに、さらなる辞任は政権の命取りになりかねない。
だが、「辞めた2人より、残る3人のほうが心配」(自民党閣僚経験者)という声は多い。3人とも“不安材料”を抱えているからだ。
安倍首相の側近中の側近、高市氏は“失言癖”だ。党政調会長だった昨年5月、安倍内閣が引き継ぐと発表した村山談話について、「私はしっくりきていない」とテレビ番組で猛反発。6月には「原発事故によって死者は出ていない」と発言し、被災者の怒りを買った(のちに撤回)。
あまりの失言連発に、菅義偉官房長官は激怒。昨年7月の参院選で高市氏に「応援演説の禁止」を言い渡すほどだった。
総務相に就任してからはおとなしいが、担当記者は「時間の問題」と指摘する。
「高市大臣は松下政経塾出身で政策通という自負があるので、どんな質問でも自分の見解を述べたがる。事務方もハラハラしています。総務省の所管は郵政から地方自治と幅広い。政府方針と違う内容を口走ることも、今後あり得るでしょう」
山谷氏は“怪しい交際”だ。在日韓国・朝鮮人を中傷するヘイトスピーチをして、国連からも問題視されている「在日特権を許さない市民の会(在特会)」の幹部(当時)と一緒に写った写真が、幹部のホームページに掲載されていた。

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