56年の歴史に幕 「国立競技場はサッカーの神様がいた」 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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56年の歴史に幕 「国立競技場はサッカーの神様がいた」

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週刊朝日
(撮影/写真部・大嶋千尋)

(撮影/写真部・大嶋千尋)

 この日、約3万6千人の観客から一番の歓声を受けたのは、航空自衛隊のアクロバット飛行機「ブルーインパルス」の航過飛行。1964年の東京五輪開催以来、50年ぶりに国立競技場(以下、国立)の空を舞った。

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 千葉県柏市からやってきた斉藤幸子さん(50代)。「父が生前、『俺は東京五輪のとき、生でブルーインパルスを見た』と自慢していた。これで私も息子に自慢できます」

 サッカー界やラグビー界からは往年の名選手たちがレジェンドマッチに参加した。93年のJリーグ開幕戦でヴェルディ川崎(現・東京ヴェルディ)の一員として国立でプレーしたラモス瑠偉さん(57)は、試合後に惜別の思いを語った。

「ここはサッカーの神様がいる場所。思い出がありすぎて……少し寂しい」

 日が暮れて、夜9時からは観客にピッチが開放された。56年の歴史のなかで、こうした形で観客がピッチに立つのは初めてのこと。芝の上で寝転んだり、裸足で感触を確かめたり、マイボールでサッカーをしたり、ピッチは別れを惜しむ観客で溢れた。

週刊朝日  2014年6月20日号


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