大沢:いまでいうストーカーですよね。ストーカー規制法のある、いまのアイドルがうらやましいです。
林:そういうことがあると、女の人のこと嫌いになっちゃったりしそうですが。
大沢:えーと……(苦笑しながら)、私、お盛んだったと思われがちなんですけど、こう見えても女性関係は人並みです。
林:まあ、モテたのはいわずもがなでしょうけど(笑)。光GENJIをやめようと思った理由の一つに、俳優としてなんの基礎もない自分がドラマの主役で、キャリアも実力もある人が脇役であることに、矛盾やコンプレックスを感じたことを挙げられていましたが。
大沢:そうですね。カッコ悪いなと思ってました。
林:人気絶頂のときにそう感じることができるって、すごいですね。テングになっちゃうのがふつうだと思いますが。
大沢:私の場合、事務所に入ってから光GENJIまでに6年ぐらいあるんです。最初は“イーグルス”というグループでデビューしたんですけど、まったく売れなくて。そこで自分なりに挫折をしてるんです。だから光GENJIで人気が出ても、まったく浮つき感はなかったですね。
※週刊朝日 2014年5月30日号より抜粋