消費税が8%になったことで、節約を意識する人も増えたのでは。賢い買い物術のひとつとして、節約アドバイザーの丸山晴美氏は「替え活」を勧める。これは、「商品の質や機能を落とさず、他の商品に替える」ことだ。そうすることで出費を抑えることができるという。

 たとえば、自宅やオフィスで飲むコーヒーを、1杯300円以上もする専門店のコーヒーから、最近人気で、価格も100円台のコンビニのドリップコーヒーに替えることで値段を2分の1から3分の1程度に抑えられる。低価格が受けている第3のビールも、大手スーパーが自主企画したプライベートブランド(PB)商品に替えれば、値段はさらに安くなる。

「多くの消費者は知らず知らずのうちにこうした節約をしているはずですが、『替え活』 と名前をつけることで、前向きな節約になると考えています」(丸山氏)

 また、交通機関にもお得な情報がある。JR東日本の山手線内などでは、切符は1円単位が「切り上げ」となり、10円単位の運賃になった。一方、Suica(スイカ)など交通系ICカードを使えば、1円単位の値上げにとどまる。

 たとえば、130円の初乗り運賃は、切符だと140円。スイカだと133円。スイカは切符より7円も“おトク”になるのだ。

週刊朝日  2014年4月18日号