セブン—イレブンも、プレミアム商品でヒットを続けている。10年に始めた「セブンゴールド」がそれだ。これまでにハンバーグやカレーなどを販売。13年4月に発売された「金の食パン」は、11カ月間でなんと3千万食を売り上げた。価格は一般的な商品より2倍以上の250円(6枚)にもかかわらず、同社の店舗では通常の食パンより売れ行きがいいという。

 セブン‐イレブン・ジャパン執行役員の石橋誠一郎さんは、商品開発の経緯をこう話す。

「食パンの場合、値段が高くても、味がよければ専門店で購入する方がたくさんいます。より上質な商品を作り、値ごろ感のある価格にすれば、お客様に必ず支持してもらえると考えていました」

週刊朝日 2014年3月28日号