福山雅治、幼少期は「本物のワル」だった? 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)
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福山雅治、幼少期は「本物のワル」だった?

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週刊朝日

 子どもの取り違えという出来事に遭遇した2組の家族を描いた是枝裕和監督の最新作「そして父になる」(9月28日から全国公開)。同作で、正反対の父親像を演じた福山雅治さんとリリー・フランキーさんが対談した。

*  *  *
リリー:今回の(福山さんが演じた)野々宮良多は一度も負けたことがないようなエリート役。福山くんとは内面的に似てるところはほぼないですけど、脚本をつくる時点で是枝さんはまったく福山くんにないものをつくる人じゃない。だから、取材をしているうちにささいな福山くんの邪悪な部分というのを拡大していって脚本をつくったんだなって。

福山:僕はすごく邪悪な子どもでしたよ。昔は。

リリー:毎日、猫の首を絞めていた?

福山:仏壇のお供え物、ぜんぶ食べてましたからね(笑)。

リリー:本物のワルじゃないですか(笑)。

福山:カピカピなんですよ、ごはんがね(笑)。実は、僕の子どものころの写真、(子役で出演した)升炫(=黄升炫、オウショウゲン)に似てるんですよ。映画の中で出てきた良多の子どものころの写真、あれ、実際に本当の僕の写真を使っています。

リリー:え、そうなの?

福山:そうなんですよ。こう、升炫が演じる琉晴(りゅうせい)と見比べるシーンがあるんですけど……。麦わら帽子かぶってて、服にジャイアンツって書いてある写真。見比べると顔が似てるんですよ。

リリー:そう言われてみれば。俺なんか撮影のときの記憶が薄くなっているのは年月のこともあるけど、是枝さんの振り方がすごく日常的で、さあ撮るぞっていう気負いがないことが大きかったのかな。お互いの家庭の日常をただ撮影して、俺らも日常的にとけて流れていくだけ。

福山:また、僕らが知らないところで、女優さんたちがいいんですよね。試写を見て、あらためて「わあ~、いいなあ」って。(リリーさん演じる斎木雄大の妻役の)真木よう子さんの弁当屋さんのシーンとか。

リリー:あそこいいよね。子どもたちが帰るのをずうっとよう子ちゃんが眺めているシーンがあるんだけど、すごく泣けるんだ。

福山:ええ。弁当屋さんのところと、あと、(野々宮家で育てられていた)慶多をポンポンって抱きしめてあげるところ。あれ、すばらしい。それと尾野真千子さん演じる良多の妻みどりが電車で帰っていくときに、「このままどっかに行っちゃおうか」って話しているシーン。最後に電車が駅に止まって真っ暗になる。でも、あの黒の中に確実にいるんですよね。表情も見える。本当は画面には映ってないんですけど、むちゃくちゃ見えるんです。慶多とみどりの気持ちが。女優さんがいい仕事をしてるんですよねえ。僕らの知らないところで。

週刊朝日  2013年9月20日号


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