目も「便秘」に? 失明しないためにやっておきたいこと 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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目も「便秘」に? 失明しないためにやっておきたいこと

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 美しい景色は、人生を豊かにする「スパイス」。眼科の名医・慶應義塾大学医学部教授の坪田一男氏が、目の正しいケアを伝授してくれた。

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 日本人(75歳以上)が失明する原因の第1位(約50%)は、視神経が障害される「緑内障」です。早期に発見できれば進行を抑えることができます。しかし、視神経や網膜の細胞は一度障害を受けると再生しません。初期の緑内障は自覚症状がないので、40歳になったら一度、眼科検診を受けてみてください。満開の桜やかわいい孫の顔を愛でるためにも、目のケアはとても大切なことなのです。

 目の老化予防で重要なのが紫外線ケアです。紫外線が肌を老化させることは、みなさんよくご存じでしょう。それは目も同じ。光を取り込んでものを見る目は、常にこの紫外線を浴びています。紫外線をカットする機能があるサングラスや眼鏡を使用しましょう。

 糖尿病は目の老化に悪影響を与えます。糖尿病が原因で失明する「糖尿病網膜症」は、成人日本人の失明の原因の第2位。糖尿病対策は、実は目のケアでもあるのです。白飯や白いパンよりは、血糖値の上がりにくい玄米やライ麦パンなどの「低GI食材」を選びます。主菜、副菜をたっぷり食べて、ご飯類は最後に軽く、を心がけましょう。

 目はデリケートな臓器にもかかわらず、外界にむき出しになっています。涙は目の表面を保湿して保護する働きをしています。目を酷使して瞬きの回数が減ったり、ストレスを感じたりすると、目が乾く「ドライアイ」につながります。目の表面が荒れると、かすみ目などの視力低下を招いてしまいます。

 さらに近年の研究で、涙を分泌する涙腺は、使わないと便秘のような状態になり、機能が衰えることがわかってきました。瞳を潤すためにも、1日1回、涙を流しましょう。思い切り笑って泣いて、美しい景色に感動して、目と人生に潤いを与えましょう。

週刊朝日 2013年4月5日号


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