料理研究家・行正り香氏が「もったいない」の危険を指摘 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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料理研究家・行正り香氏が「もったいない」の危険を指摘

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週刊朝日#食

 料理研究家の行正り香氏は、以前アメリカを訪れた際に、サンドイッチの具のボリュームに圧倒されたという。アメリカで食べたサンドイッチから得た教訓とは…。

*  *  *
 アメリカに行くまで、私が知っていたサンドイッチというのは、喫茶店で食べるようなサンドイッチでした。

 パンが主食のアメリカでもそんなものだろうと思っていたら、とんでもない。まず、その具の量が違います。ハムサンド一つとっても、ハムの厚さが尋常ではないのです。だいたいハムは3センチくらい。日本のスーパーで売っているロースハムのスライス25枚分くらいの厚さ、という感じでしょうか。いやもう、驚きです。最初はもったいないからと全部食べていたのだけど、食後はどうしても胃がもたれてしまいます。ステーキを200グラム食べるのと、塩味のハムを200グラム食べるのは、ちょっとわけが違います。かなり、疲れる。(笑い)

 というわけで、アメリカでサンドイッチを食べるときは、まず上のパンを取ってハムを半分に減らし、それは残すという手法をとることにしました。確かにもったいないのですが、だからといって無理に食べるのも不健康です。

 もったいない、とはよく使う言葉ですが、多くの人はその思いが強すぎて、カラダに負担がかかる量を食べてしまいます。お母さんならば子どもが残したものを、旦那さんならば妻が残したものを、一人暮らしで自炊している人ならば、ついつい残ったものを。そうしてもったいないからと食べているうちに、カラダが処理しきれなくなって、血液中に余分なコレステロールなどが増えてしまうのです。末永くおいしく食事をいただくためには、食べるときは少しだけ“もったいない”の心に蓋をし、カラダがどれほど欲しいと言っているか、耳を傾けてあげましょう!

 今週のレシピ「レンジ卵とピクルスのサンド」は本誌で紹介しています。

週刊朝日 2013年2月22日号


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