食べ物だけじゃない あの習慣が「がんのリスク」を高める

 食道がんの手術後に難病を患い、中村勘三郎さんが急逝した(享年57)。また、お笑い芸人や俳優として活躍していた宮迫博之さん(42)が胃がんであることを公表している。がん治療が進んできたとはいえ、働きざかりを急襲する「がん」はやはり恐ろしい。がんの一因に食生活があると言われているが、食べ物だけではない。働きざかりにありがちな「不規則な生活」や「過労」も体の免疫力を失わせ、がんのリスクが高まるという。

 自律神経失調症などを引き起こすような「ストレス」も、がんへの道筋となることもある。働きざかり世代の生活習慣は、がんのリスクだらけなのだ。

 一方、がんは、早期発見、早期治療が重要だ。宮迫さんは今回、6年ぶりに検診を受けたことで、胃がんが発見されたという。国立がん研究センターの森山紀之がん予防・検診研究センター長はこう指摘する。

「日本人はなかなか検診を受けません。例えば乳がんの死亡率は、検診を7、8割が受けるアメリカやイギリスでは下がり、2割しか受けない日本人では上昇しているのです」

 森山センター長は、自身の机の横に小銭を入れる箱を用意している。気がついたときに小銭を放り込んでいると、1年で検診代がたまるという。

「パチンコや競馬代の一部でもいい。少しずつためて楽しみながら検診を受けてはいかがでしょうか」

 早期発見が、大切な家庭や職場を守ることにもつながるのだから。

週刊朝日 2012年12月21日号

続きを読む

この記事にコメントをする

TwitterでAERA dot.をフォロー

@dot_asahi_pubさんをフォロー

FacebookでAERA dot.の記事をチェック