秘境ツアーも「低価格化競争で安全性が低下」と添乗員 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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秘境ツアーも「低価格化競争で安全性が低下」と添乗員

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 猛吹雪となった中国・万里の長城で日本人観光客3人が死亡した事故は、中高年の「秘境ツアー」ブームに一石を投じた。大自然、遺跡など、誰もがワクワクする未知の世界は、想像を超えるハプニングが起きる危険な場でもある。

 旅行会社社員らによれば、ネパールの秘境ツアーで馬に長時間乗り、男性の参加者が持病のヘルニアを悪化させた▽中国の西安まで歩くツアーの道中、突然道が途切れて森が広がり、ガイドが道を探しだすまで足止めを食った、など、秘境にはさまざまなハプニングの種が転がっている。

「秘境添乗員」として世界を渡り歩く金子貴一氏(50)の警告を紹介しておこう。

「大手旅行会社が秘境ツアーに取り組むようになり、低価格化が進んで旅行会社同士の競争が激しくなっています。あってはならないことですが、それが『安全性の低下』を招いている一因ではないでしょうか。旅行の安全性をお客様が判断するのは非常に難しいことですが、ベテランの秘境愛好者に聞くなどして、その旅行会社が安全性を重視し本当にお客様を大切にしているかといった点を、できる限り事前に確かめてください」

 十分に見極めた上で、非日常の風景を楽しもう。

週刊朝日 2012年11月23日号


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