母は叱らず父は赤線に 角田美代子被告の複雑な家庭事情 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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母は叱らず父は赤線に 角田美代子被告の複雑な家庭事情

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週刊朝日#尼崎事件

 現在、捜査が進む尼崎市連続怪死事件の主犯格とされ、大勢の屈強な男たちをアゴで使っていた「女親分」角田美代子被告(64)。

 二十歳そこそこで、すでに現在の姿につながるような“ワル”ぶりを見せていたという美代子被告だが、その原点はいったいどこにあるのか。尼崎市出身の美代子被告は、市内の小・中学校を卒業した。後の攻撃的な性格の片鱗をうかがわせる、こんな“事件”もあった。中学3年時に担任だった男性(85)が語る。

「授業中、『お、今日は来とるんか』と背中をたたいたら、服の下に硬いものがあった。『なんや、これ。見せてみい』と言って出させたら、昔の兵隊が持っていた銃剣の“剣”の部分やった。『こんなもんどうしたんや!』と聞くと、『友達からあずかっている』と言い訳していた」

 父親は左官業を営んでいたというが、家庭事情は複雑だったようだ。

「教育相談のとき、あの子は『父親は酒びたりで、市内の赤線に行っている。先生、ビール1本いくらか知ってる? 私は知ってるで』と言っていた。母親はおとなしい人で『うちの子は言うことをきかない』と言うばかり。事実上、家庭が崩壊していて、家では叱られていなかったから、私が親みたいなつもりでいた。かわいいもんですよ。毎回、遅刻してくるから、平手でほおをたたいたこともありました」(元担任)

 周囲への過酷な仕打ちとは打って変わって、実の息子は溺愛していたという美代子被告。親の愛情を感じられずに育った少女時代が、自身の子育てに影響していたのだろうか。

週刊朝日 2012年11月9日号


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