有名人、一般人入り乱れて盛り上がるツイッター。今年上半期のベストツイートを芸能ジャーナストの井上公造氏が選んだ。(カッコ内はフォロワー数)

 1位に選んだのは、お笑い芸人・田村淳(約79万人)のこんなつぶやき。

〈いじめで苦しんでる人たちの小さなシグナルを皆で気付く事ができるのではと思いました。お前が言うなって言われるだろうけど、俺は言う!〉(7月17日)

「大津のいじめ問題を受けてのつぶやき。タレントは政治的なことや社会問題について言及しないのが普通ですが、彼は批判されることを覚悟で、けっこう火中の栗を拾うタイプです」と井上氏は言う。

 現在活動中止中の歌手・宇多田ヒカル(約99万人)のつぶやきは2位に選ばれた。

〈しばらくサボってたギターをまた毎日弾きだして、私の左手の指先の皮はただいま絶賛ズルむけ中でございます〉(8月14日)

 井上氏は「大々的に活動休止を宣言した芸能人は世間から完全に遮断されることが常。が、そうした"常識"をものともせず、近況や時々の気持ちをつぶやくも"常識外"なところが注目です」と評価する。

 最後はAKB48の篠田麻里子(122万人)で、「彼女の場合はつぶやきとともに貼られる画像が大注目」(井上氏)だ。

〈敦子AND優子すっぴん 今日は皆のすっぴん撮っていこうかなっ〉(5月19日)とツイートし、メンバーの前田敦子と大島優子のすっぴん画像をアップ。

「メンバーの寝顔画像もあり"お宝"感満載。AKBメンバーは異なる事務所に所属していて、画像を公にするのには面倒な手続きが必要なはずだが、彼女のツイッターだとポンって出ちゃう。凄い」(井上氏)。

※週刊朝日 2012年8月31日号