オウムは布教に漫画を利用 主人公麻原の敵は金持ちの同級生「大作」 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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オウムは布教に漫画を利用 主人公麻原の敵は金持ちの同級生「大作」

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 高橋克也容疑者が6月15日に逮捕され、一応の決着をみたオウム真理教事件。世界でも他に類をみない無差別化学テロに手を染めた教団は、布教のために漫画を巧妙に利用していた。そこに描かれた世界は、あまりにもシュールで、そして短絡的だった。

 たとえば、麻原彰晃の自伝的(?)な作品『転輪聖王』。表紙はSF映画「スター・ウォーズ」にそっくりだが、現実離れしたストーリーは本家を凌ぐ。

 主人公の「しょう」は、冴えない高校生。学校のアイドルのレイちゃんに恋心を抱くが、彼女の心を射止めたのはお金持ちの同級生"大作"だった。このネーミングに他意があるのかどうかは不明だが、その大作のたくらみで万引き犯の濡れ衣を着せられる。

 何をやってもうまくいかない主人公は「自分を超えたい」と願う。すると、シヴァ神が現れ、特別な力が授けられた。

 修業を積んだ主人公は教祖「麻原彰晃」になり、超能力で人々を救済する。そして、ハルマゲドンから地球を守るために、いにしえの仏典が説き示す伝説の王「転輪聖王」を目指すというもの。

 発行年は不明だが、副題には「あなたもなれるかも?」の文字が躍り、街頭などで無料配布された。

※週刊朝日緊急増刊 オウム全記録


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