トヨタ出資の中高一貫校が東大合格13人 6年の寮生活が躍進の秘密? 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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トヨタ出資の中高一貫校が東大合格13人 6年の寮生活が躍進の秘密?

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週刊朝日

 長い受験勉強を乗り越えて、大学合格を勝ち取った受験生たち。週刊朝日は全国の2151高校の各大学の合格者数を独自調査した。

 今年注目の中高一貫校の一つは、トヨタ自動車やJR東海、中部電力など88社が計200億円ほどを投じて2006年に設立した全寮制(男子校)の海陽(愛知)だ。初年度の卒業生から東大合格者13人を輩出した。ほかにも京大3人、東工大2人、一橋大3人、早大30人のほか、海外の難関大の合格者もいた。

 同校の建学精神は「将来の日本を牽引(けんいん)する、明るく希望に満ちた人材の育成」だ。進路指導部長の加納啓次教諭は、教員とハウスマスター(寮長)とフロアマスターの三位一体の支えがあると話す。

「フロアマスターは、賛同企業から派遣された20代後半の独身男性社員です。生徒たちとハウス(寮)で生活を共にし、勉強の悩みだけでなく友達のことや将来についても相談できるので、人間力が育ちます。毎日ではありませんが、教員も敷地内の宿舎で生活をしているので、勉強でつまずいた生徒のハウスに出向き、夜でも指導することが可能です」

 同校は定期試験の日程が発表されると、教員はハウスを巡回して質問などを引き受ける。補習や質問コーナーを設けるなど、学習を支援する総合的な取り組みが、実を結んだといえる。

 生徒たちは親元を離れて6年間の寮生活になる。広報部長でハウスマスターも務める須藤厚さんは、日常生活のしつけからも学ぶ点は大きいという。

「校舎内とハウスでは、携帯電話と漫画、ゲーム機の持ち込みは禁止です。掃除や洗濯も自分でしなければならず、お菓子を個室で食べてはいけないなど、規則が厳しいのは確かです。ここでは志を持ってしっかりと学び、夏休みなどは自由に過ごす。オンとオフの切り替えが重要と考えます」

※週刊朝日 2012年4月13日号


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