千葉県の柏の葉キャンパスシティで3月24日から25日にわたり、親子参加型のイベント「おやこみらいサイト2012」が開催された。

 同イベントは、ベネッセコーポレーションが主催する無料イベントで、「おやこワークショップ」と「しまじろうステージ」を中心に構成。「おやこワークショップ」ではNPO団体や企業の協賛を得たワークショップなどが展開された。朝日新聞はプロのカメラマンやスタッフを派遣し、「おやこ記念新聞」を発行。子どもや家族の写真を撮影し、世界に1枚だけのオリジナル新聞を作成した。写真には、ベネッセ「こどもちゃれんじ」のキャラクター・しまじろうも一緒に映った。

 ベネッセが他企業と提携した大規模なイベントを行うのは珍しい試み。今回の開催に至った経緯を、ベネッセこどもちゃれんじ事業部の富川麻衣子さんは次のように話す。

「3.11以降、被災地への働きかけなどをしながら、一企業でできることは限られていると感じました。教育で社会貢献していくためには連携が必要だと感じ、今回はカゴメさんや山崎パンさんなどとコラボすることで"食育"など自分たちのできなかった領域にも取り組めればと考えました」

 開催期間中は、子どもたちが手作りの楽器を作って行進する「ちんどんリズム隊」や、親子でオリジナルディップを作って試食する「おいしく食べる家族のコツ」、野菜に目玉や手足などのからだパーツをつけて、オリジナルアニメを制作する「やさいのきもち」などを実施した。

 また、「しまじろうステージ」には、しまじろうとその仲間たちが登場し、「グーチョキパー」「おおきなくりのきのしたで」「お弁当箱のうた」などで子どもたちと一緒に盛り上がった。

週刊朝日