最近話題の"ステマ" 目敏い広報担当者たちのアプローチ

 最近話題になっている"ステマ"という言葉。これは"ステルスマーケティング"の略で、簡単に言うと「客にバレないように宣伝行為をする」こと。

 ネットでの口コミサイトへの"やらせ"が発覚してから注目が集まっているが、実は別段新しい手口でもなく、日本古来の"さくら"や"やらせ"はすべてこのステマに含まれる。

 最近は、広告予算が激減する中、商品のPRや広報担当者もその方法に頭を悩ませている。商品を比較する週刊朝日のコラム「最後の審判」を執筆するフェルディナント・ヤマグチ氏のもとにも、「目敏い広報担当者たちから数々のアプローチがあった」と言う。

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 当"最後の審判"に於けるステマの現状であります。何しろ当欄は二つの商品をらなべて白黒つけるものですから、私を買収すればステルスどころか盛大なオープンリーチでバシバシと牌を切ることができる。

 実際に過去5年の連載期間中、目敏い企業の広報担当者からは"両手"では足りないくらいのアプローチがありました。拙宅に大量のレトルトカレーを送り付けてきた食品メーカーもありますし、絶対に飲まないようなクソ味の清涼飲料水を送ってきた業者(こちらは宣伝を任されたPR会社でした)もあります。送って頂いたものが本当に美味しかったり役立つものだったら賞賛するのは吝(やぶさ)かではないのですが、残念ながらどれも非常に不味(まず)かったのです。"敗者"として誌面に登場させなかっただけでも儲けものと思って頂ければ幸いです。

※週刊朝日 2012年3月2日号

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