ホリエモンの獄中記 俺は「金の亡者」じゃないよ 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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ホリエモンの獄中記 俺は「金の亡者」じゃないよ

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■11月27日(日=161日目)
体感的にはこの冬一番の冷え込み。夜中は氷点下いったんじゃないのか? 二重窓になっているけど寒い。暖房なしはつらい。舎房から工場までの道も寒い。

■11月28日(月)
ツイッターで「カンカン踊りはしないの?」って質問があったけど、それは監獄法時代の話ですね。今は検身といって作業終了後の更衣室で下着になったときに、両手を開いて見せながら、パンツをちょっと開くだけです。

だいたい毎週月曜日に、メルマガやツイッター、ブログのプリントアウトが届く。会社の決算(月次)とか、いろいろ届いて経営判断などもやっていて大変。

■11月29日(火)
年末ということもあり、仕事もお正月モードである。詳しくは書けないのだが、正月準備の関係、初売りに関連する商品ということだ。

■11月30日(水)
今日はクリスマスの話になった。12月22日の昼メシにはイチゴのショートケーキが出るらしいよ! やるなぁ、官は。

午後、長野刑務所で最も刑務官らしい威厳のある首席矯正処遇官に呼び出され、面会について事前告知。なんて親切なんだ! 部屋に行くまで「何かマズイことしたかなー?」ってドキドキだったけど、拍子抜けしちまったぜ。

■12月1日(木)
鈴木宗男さんが仮釈放もらって12月初旬には出られるという情報が! 良かった! 計算するとヨンピン(4分の1)以上仮釈放もらってる計算。

■12月2日(金)
朝日新聞でオトバンクという会社の上田っていう奴が「我々は『カネカネ』っていう堀江世代のIT起業家と違って社会起業家だ」とか抜かしていた。

こいつ、とんでもない奴だ。"社会"起業家ってのは私は単なるエクスキューズに過ぎないと思っている。起業することで社会に変革をもたらし、社会を豊かにすることなんてのは、起業をしたら当たり前でワザワザ言うことではない。

例えば、私は起業することでネット社会の普及に一定の貢献をしたと思っている。今でもメルマガやブログメディアの普及に貢献していると思う。より多くの人々に影響を与えられれば、より多くの人々が豊かになれる。これは当たり前だ。そのためには、舞台装置としての会社や資金力は、大きなほうが都合がよかろう。政治の世界でも、より多く得票した人や政党が政策の実行力が上がるのと同じ理屈だ。わざわざ"社会"起業家と名乗る人々、あるいは「社会貢献」アピールや「理念」アピールから入る人々は、自分たちの影響力のなさに対して言い訳をしているだけだろう。

ま、勝手に名乗るぶんには、はっきりいってどうでもいいが、俺のことを「金の亡者」みたいに言うのはやめてほしいし、まるで「社会貢献」してないように言うのもやめてほしい。

午後は面会で友達が来た。シャバは相変わらず楽しそうだが、私は完全にシャバっ気が抜けてきてしまったらしく、そんなに羨ましく思わなくなってきている。

※週刊朝日 2012年2月17日号


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