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週末にかけて、まるで梅雨のように本州付近には前線が停滞する見込みです。あす21日春分の日は、西から雨のエリアが広がり、22日から23日にかけては、九州から関東の太平洋側を中心に大雨や荒れた天気となるおそれがあります。その後も雨が降り続き、雨量が増える可能性も。

きょう20日も桜開花ラッシュ

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きょう20日(月)は、広い範囲で晴れて、最高気温が4月並みの所が多くなりました。
暖かな日差しで、桜のつぼみは次々とほころび、桜の開花の便りが続々と届きました。

和歌山、奈良、松江では平年より4日から9日早い開花となり、関東では水戸と宇都宮で平年より10日早い開花となりました。
奈良と水戸では、統計開始以来、最早タイ記録となりました。

14日(火)に桜開花発表があった東京では、最高気温が19.0℃まで上がり、青空の下、絶好のお花見日和となりました。
ただ、あす21日(火)以降は、この「暖かな春の日差しはお預け」という所が多くなりそうです。

九州や四国に雨雲 あす21日「春分の日」雨エリア拡大

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東シナ海に低気圧があり、このあと次第に前線が発生する見込みです。
湿った空気が流れ込んでいる影響で、九州や四国の所々に雨雲がかかっています。

きょう20日(月)夜、雨が降るのは九州や四国の一部に限られそうですが、あす21日(火)は雨の範囲が広がるでしょう。

あす21日(火)は、九州は朝から雨、中国、四国も昼前後から雨で、太平洋側を中心に雷を伴って雨脚が強まりそうです。
近畿は夕方から雨で、東海は夜は所々で雨が降るでしょう。

関東は朝から雲が多く、日中は所々で雨が降りそうです。降り続く雨ではなく、お花見のチャンスもありますが、外出には雨具が必要でしょう。

22日午後~23日 太平洋側で大雨や荒天の恐れ

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22日(水)から23日(木)にかけては、本州の南岸に前線がのびて、前線上を低気圧が東へ進む見込みです。
低気圧や前線に向かって、南から暖かく湿った空気が流れ込んで、前線の活動が活発になるでしょう。西日本や東日本を中心に大気の状態が非常に不安定となる見込みです。
特に、太平洋側では、雷を伴った激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。また、沿岸部では風も強まり、横殴りの雨になる所もありそうです。

東京では、桜の満開が23日(木)に予想されていますが、ちょうど桜が見頃のタイミングで雨が強まりそうです。桜の開花を促す雨「催花雨(さいかう)」となりますが、お花見は24日(金)以降、荒天がおさまったタイミングで、計画してください。

また、23日(木)から東北や北海道も局地的に雨が強まるでしょう。気温が高いため、雪の多い所では雪崩にご注意ください。

週間予報 傘マークずらり 桜の季節に曇天続く

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週間予報で見ても、この先一週間の予報では傘マークがずらりと並びます。

24日(金)午後は再び、西から雨雲が迫り、夜は関東でも雨脚が強まりそうです。
25日(土)は、太平洋側ほど厚い雲がかかり、日中は関東や東北を中心に冷たい雨が降る見込みです。長引く雨で、雨量が増える所もありますので、雨の情報などこまめにご確認ください。

気温は雨の割には高い日が続きますが、週末は「寒の戻り」となるでしょう。25日(土)は東京や大阪、福岡で最高気温が15℃以下となり、東京はしばらく花冷えとなりそうです。桜が見頃のタイミングであいにくの雨となりそうです。
お花見は雨具を備えて、小雨のタイミングを狙って、無理なく楽しんでください。

雨の時間帯や強まるタイミングなど、予報にはブレが生じますので、最新の天気予報をご確認ください。