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24日から25日にかけて寒波襲来となり、日本海側を中心に大荒れや大雪の恐れがあります。冷え込みも強いでしょう。風雪、大雪、低温への備えをしておいてください。

21日~23日 22日~23日は広く雨や雪に

あす21日は、北日本を中心に冬型の気圧配置が続くでしょう。北海道や東北の日本海側を中心に、雪を伴った暴風や吹きだまりによる交通への影響に警戒を続けてください。

22日は、東シナ海に延びる前線上の低気圧が、九州に近づくでしょう。九州は次第に雨が降る見込みです。中国地方や四国も雨が降りだし、標高の高い所を中心に雪になるでしょう。

23日は、低気圧が本州の南を東進し、別の低気圧が日本海を東へ進む見込みです。降水のエリアは、東へ移ります。関東などにも雨雲がかかる見込みです。関東の平野部でも雪になる可能性がありますが、雪になったとしても、降る量は少ないでしょう。北陸から北海道も広く雪や雨が降りだす見込みです。

24日~27日 24日~25日「強烈寒波」襲来 大荒れ・大雪

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24日から25日にかけて、強い寒気が西まわりで流れ込みます。上空1500メートル付近でマイナス15℃以下の寒気が、九州北部付近まで流れ込むでしょう。寒波襲来です。
過去に、2016年1月24日、西回りで強い寒気が流れ込み、鹿児島県名瀬で115年ぶりに雪が降り、沖縄県名護や久米島でみぞれを観測しました。24日から25日に流れ込む寒気は、この時と同じくらいの強さになる可能性があります。

日本海や東シナ海で発達した雪雲が、次々に北海道から九州に流れ込むでしょう。日本海側を中心に荒れた天気になり、大荒れや大雪の恐れがあります。昨年のクリスマス寒波の時のように、雪雲は太平洋側にも流れ込み、四国などの普段、雪の少ない地域でも積雪になることも考えられます。
26日も、雪雲の流れ込みが続くでしょう。

27日は、気圧の谷の影響で、広く雨や湿った雪が降り、雪崩に注意が必要になります。

28日~2月2日 寒中らしく厳しい寒さ 広く雪や雨が降ることも

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28日から2月2日、この期間は、日本付近に寒気が流れ込みやすい見込みです。この期間の前半は、低気圧が通過し、広く雪や雨が降ることがあるでしょう。関東の平野部など、太平洋側でも雪になることがあるかもしれません。寒中らしく、厳しい寒さが続くでしょう。

風雪・大雪・低温に伴うリスク

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風雪や大雪、低温によって以下のようなリスクがあります。

(1)停電(倒木や雪の重みで電線が切れることで発生する恐れがあります。)
停電に備えて、懐中電灯や防寒着、毛布などを準備しておくと良いでしょう。
また、電源を確保するため、モバイルバッテリーも用意しておくと安心です。

(2)水道凍結(最低気温がマイナス4℃以下になる時や真冬日が続いた時に凍結する可能性があります。)
事前に、水道管の中から、水を抜いておきましょう。また、屋外で、むき出しになっている水道管やメーターは、発泡スチロールなどの保温材を使って、専用テープでしっかりと巻き、保温しておいてください。

(3)商品の品薄(交通網マヒによる物流遅延により発生する可能性があります。)
事前に食料品は少し多めに買い、暖房用の燃料も少し多めに確保すると安心です。

断水への備えも

奄美や沖縄でも雪が降った2016年1月24日、福岡県大牟田市など、凍結により水道管の破裂が多発し、広い範囲で断水が続きました。
今回も、24日から25日を中心に、冷え込みが強まるどころか、九州などでも長い時間、氷点下で経過する可能性があります。
断水に備えて、お風呂に水をはっておくなど、水を溜めておくことも大切です。