メイン画像
メイン画像

来週にかけて「今季最強寒波」の影響を受ける見込みです。寒気のピークは24日(火)、25日(水)頃で、上空5500メートル付近で大雪の目安(マイナス36℃以下)となる寒気が南下。北日本や日本海側は広範囲で大雪となるおそれがあり、西日本や東日本の太平洋側でも雪が降り、積雪の可能性も。

あす20日(金)~21日(土) 北日本は暴風雪警戒

画像A
画像A

きょう19日(木)夜、日本海で低気圧が発生し、あす20日(金)は低気圧や前線が北日本を通過する見込みです。
21日(土)にかけて、北日本を中心とした強い冬型の気圧配置となるでしょう。

あす20日(金)は、午後から北陸や東北、北海道で次第に雪の範囲が広がり、夜には沿岸部中心に風も非常に強く吹くでしょう。
21日(土)にかけて、猛吹雪となる所がある見込みです。
日本海側だけにとどまらず、北海道の太平洋側でも雪や風が強まり、局地的に大雪となる恐れがあります。
暴風雪に厳重に警戒し、大荒れの時間帯は不要不急の外出を控えるなど、安全確保につとめてください。

25日(水)にかけて 大雪の目安となる寒気が南下

画像B
画像B

来週は、西日本や東日本の太平洋側でも、最強寒波の影響を受ける見込みです。
この先一週間での寒気が最も強いのが、今のところ24日(火)から25日(水)頃です。
上図は、25日(水)午前9時の上空1500メートル付近の寒気の予想ですが、雪の目安となるマイナス6℃以下の寒気が太平洋の海上まで南下していることが分かります。西日本や東海、関東もマイナス12℃以下という強烈な寒気が流れ込む見込みです。

また、さらに上層となる上空5500メートル付近では、大雪の目安となるマイナス36℃以下の寒気が、北陸や北日本を中心に流れ込むでしょう。
普段雪が降りやすい豪雪地帯でもまとまった雪が降るだけでなく、普段雪が降りにくい太平洋側の都市部の市街地などでも雪が降り、積もることも考えられます。
まだ来週までに時間があるため、予報が変わる可能性があります。最新の情報を確認しながら、できるだけ早めに備えを行ってください。

低温と大雪に関する早期天候情報 全域に発表

画像C
画像C

寒波の影響は来週だけにとどまらず、再来週以降も続くおそれがあります。
きょう19日(木)には低温と大雪に関する早期天候情報が北海道から沖縄にかけて全域に発表されました。

寒気の影響を受けやすいため全国的に気温の低い日が多く、25日(水)頃からはかなり低くなる可能性があります。また、日本海側を中心に降雪量がかなり多くなるおそれがあります。雪の量が一気に増える所も出てくるでしょう。

大雪による停電に備えて、懐中電灯や防寒着、毛布などを準備しておくと安心です。
大雪や低温にいつも以上に気を付けて、雪の事故に巻き込まれることのないようにくれぐれもご注意ください。

※早期天候情報は、原則として毎週月曜日と木曜日に、情報発表日の6日後から14日後までを対象として、 5日間平均気温が「かなり高い」もしくは「かなり低い」となる確率が30%以上、または5日間降雪量が「かなり多い」となる確率が30%以上と見込まれる場合に発表されます(降雪量については11月~3月のみ)