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きょう3日は、沖縄では活発な前線の影響で、大雨となる恐れがあります。特に沖縄本島地方は夜遅くにかけて局地的に非常に激しい雨が降り、前線の活動次第では警報級の大雨となる恐れがあります。

沖縄本島地方に活発な雨雲接近

きょう3日は、沖縄付近に停滞している前線に向かって、南から暖かく湿った空気が流れ込んでいるため、前線の活動が活発になっています。

沖縄本島地方には発達した雨雲がかかり始めていて、東村や粟国空港では1時間に30ミリ以上の激しい雨を観測しました。

この雨雲はこの後もしばらく同じような場所にかかり続ける見込みで、沖縄本島地方では雨量が多くなる恐れがあります。

沖縄本島地方 前線の活動次第で警報級の大雨に

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沖縄では、今夜遅くにかけて活動が活発な前線の影響を受ける見込みで、特に沖縄本島地方は局地的に1時間に50ミリの非常に激しい雨が降る恐れがあります。

あす4日正午までに予想される雨量は多い所で、本島中南部や久米島で120ミリ、本島北部で100ミリとなっています。前線の活動次第では警報級の大雨となる恐れがあります。

土砂災害や低い土地の浸水などに十分ご注意ください。また、活発な雨雲の近くでは、落雷や竜巻などの突風にも注意が必要です。

非常に激しい雨とは

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非常に激しい雨とは、1時間雨量が50ミリ以上~80ミリ未満の雨を表しています。これは、滝のように降る雨で、ゴーゴーと降り続くイメージです。

傘は全く役にたたないレベルで、木造住宅の屋内では、寝ている人の半数くらいが雨に気づくほどです。外では水しぶきで、あたり一面が白っぽくなり、視界が悪くなるため、車の運転は危険です。

なお、1時間に50ミリの雨というのは、雨水が別の場所に流れず、そのまま、たまる状態だと、降った雨が50ミリの高さになるくらいです。1時間に50ミリの雨が、1平方メートルに降ると、50リットルの量になります。

例えば、傘を開いた面積がおおむね1平方メートルなので、1時間、傘をさしていると、牛乳パック50本分もの雨が、傘にあたることになるのです。

実際は、まわりの雨水が集まると、その地点に降った雨の量よりも多く水がたまることもあります。排水が追い付かずに道路が冠水したり、用水路などの水が溢れることもあるので、十分な注意が必要です。