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台風15号や前線の影響で、静岡県を中心に大雨となりました。静岡県静岡市の24時間降水量は416.5ミリを観測。これは、9月の1ヶ月分の降水量の約1.5倍の量となります。
このあと静岡の雨は徐々に弱まりますが、引き続き土砂災害に警戒が必要です。

静岡市で416.5ミリ 9月1ヶ月分の降水量の1.5倍に

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台風15号や前線の影響で、静岡県では記録的な大雨となりました。

24日午前6時までの24時間降水量の日最大値は、静岡市で416.5ミリ(6:00)、静岡市鍵穴で405.0ミリ(4:00)、藤枝市の高根山で403.0ミリ(3:40)、森町三倉で360.5ミリ(3:50)と、いずれも観測史上1位の値を更新しました。
静岡市の9月の降水量の平年値は280.6ミリですので、今回の雨で9月の1ヶ月分の降水量の約1.5倍の雨が降ったということになります。

このあと雨雲は徐々に東へ移動し、静岡の雨は昼前までには止みそうです。

雨が止んでも引き続き土砂災害の警戒を

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雨はピークは過ぎたものの、地面には大量の水分が含まれています。
午前7時時点の土砂災害危険度分布をみると、静岡県や一部では「危険」の地域があり、そのほかの地域も「警戒」「注意」となっている所が広くあります。

雨が止んだあとでも土砂災害などの災害の危険度が高い状況が続きますので、油断しないようにしてください。

土砂災害の前触れは

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大雨によって土砂災害が発生する時には、前触れとなる現象があります。いざという時のために、ぜひ覚えておいてください。

1つめは、がけや地面にひび割れができることです。
2つめは、木が裂ける音や石がぶつかり合う音が聞こえたり、土のにおいがしたりすることです。
3つめは、井戸や川の水、湧き水が濁ることです。湧き水が止まる場合も、前触れの一つです。
4つめは、がけや斜面から水が湧き出たりすることです。

そのほか、小石がバラバラと落ちてくる、地鳴りや山鳴りがする、雨が降り続いているのに川の水位が下がる、樹木が傾く、などがあります。このような時は、土砂災害の危険が高まっています。すぐに周りの人に声をかけて、安全な所へ避難してください。