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きょう6日、台風11号の影響で九州北部地方を中心に暴風が吹き、長崎県対馬市厳原で最大瞬間風速44.7m/sを観測しました。西日本では夕方まで非常に強い風が吹くでしょう。北海道は夕方以降、急速に風が強まりそうです。

九州北部を中心に暴風が吹き荒れる

大型で強い台風11号は、きょう6日明け方にかけて対馬海峡を通過し、9時現在は島根県浜田市の北西約210キロを1時間におよそ55キロの速さで北東へ進んでいます。

九州北部地方を中心に暴風が吹き、最大瞬間風速は長崎県対馬市厳原で44.7m/s(3時36分)、対馬空港で39.6m/s(4時3分)、福岡空港で32.4m/s(4時58分)を観測。四国でも風が強まり、愛媛県伊方町では最大瞬間風速34.7m/s(5時53分)を観測しました。台風11号の影響で、九州を中心に停電している地域もあります。

西日本は夕方にかけて暴風に警戒 北海道も夕方以降は急速に風が強まる

西日本では、きょう6日夕方にかけて、非常に強い風が吹くでしょう。暴風に引き続き警戒が必要です。

また、北海道地方では、台風や台風から変わる温帯低気圧の影響で、きょう6日の夕方から日本海側や太平洋側西部を中心に急速に風が強まるでしょう。あす7日にかけて、非常に強い風が吹く所がありそうです。交通機関への影響にも注意が必要です。

非常に強い風って どんな風?

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非常に強い風とは、平均風速が20m/s以上30m/s未満の風を表しています。時速だと、およそ70km~110kmで、高速道路の自動車並みの速さです。これは、何かにつかまっていないと立っていられないような風で、車は通常の速さで運転するのが困難になります。このような風が吹くと、屋根瓦や看板が落下したり、飛散したりする恐れもあります。(なお、瞬間風速は平均風速の1.5倍程度になることが多く、時には3倍以上になることもあります。)

飛来物によって負傷する可能性がありますので、屋外での活動は警戒が必要です。非常に強い風が予想される場合には、植木鉢などは飛ばされやすい物は屋内にしまいましょう。