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きょう25日に発表された最新の1か月予報によると、この先1か月は全国的に日照時間が平年並みか少なく、降水量は平年並みか多くなり、晴れる日が少なくなりそうです。一方、気温は高温傾向で、季節の進み方はゆっくりでしょう。

この先1か月 晴れる日が少なく 降水量は「平年より多い」

気象庁がきょう(25日)発表した最新の1か月予報によりますと、この先、本州付近は湿った空気の影響を受けやすく、この先1か月は、全国的に平年より晴れる日が少ない予想です。これは、太平洋高気圧の張り出しが弱いためです。そのため、北日本から沖縄・奄美にかけて広く、ぐずついた天気の日が多くなりそうです。

日照時間は、全国的に平年並みか少なく、降水量は平年並みか多い予想です。

台風シーズン 大雨に対する備えも万全に

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台風の発生数の平年値は、8月は5.7個、9月は5.0個と、この時期はいわゆる「台風シーズン」です。低緯度付近や日本の南の海上で台風が発生すると、海水温が高いため、発達して勢力を強めます。そして台風が接近・上陸すると、一回の雨による降水量が多くなることもあります。

同じような場所に発達した雨雲がかかり続けると、災害級の大雨になる可能性もあります。台風シーズンのいま、あらためて、自宅や職場の周りの危険な場所といざというときの避難場所を確認しておく、非常用持ち出し袋の中身をチェックするなど、大雨に対する備えを進めておいてください。

北日本~西日本 季節の進みはゆっくり

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この先の気温のポイントは、「沖縄・奄美で高温が続く」ということ、そして、北日本~西日本では「厳しい暑さは落ち着くものの、季節の進みはゆっくり」ということです。

1週目(8月27日~9月2日)は、沖縄・奄美で平年より高く、西日本で平年並みか高いでしょう。北日本、東日本では平年並みの予想です。
2週目(9月3日~9日)は沖縄・奄美で平年より高い予想ですが、北日本、東日本、西日本は平年並みでしょう。
沖縄地方と奄美地方にはきょう、「高温に関する早期天候情報」が発表されました。この先2週間程度は気温の高い状態が続く予想で、特に、熱中症に注意が必要です。

3~4週目(9月10日~23日)は、全国的に平年より高いでしょう。真夏の暑さからは解放され、徐々に季節が歩みを進めますが、そのスピードはゆっくりでしょう。
一方で、朝晩は少しずつ涼しさを感じられる日も出てきそうです。季節の変わり目となりますので、秋物の洋服を用意するなどして、体調を崩さないようお気をつけください。

【北日本】北海道・東北地方
【東日本】関東甲信・北陸・東海地方
【西日本】近畿・中国・四国・九州北部地方・九州南部
【沖縄・奄美】鹿児島県奄美地方・沖縄地方