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台風からのうねりの影響で、関東から北海道の太平洋側では、波浪注意報が発表されている地域があります。台風9号や台風10号は日本列島に直接影響を及ぼすことはない見込みですが、8月・9月は台風の発生や接近が多い時期です。前もって備えを進めておくことが大切です。

台風10号の影響 関東~東北・北海道の太平洋側はうねりを伴った波に注意

強い台風10号は、きょう(25日)午前9時現在、日本の東にあり、1時間に25キロの速さで北北東へ進んでいます。中心気圧は975ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は35メートルです。きょう午後9時には日本のはるか東に達し、台風はこの後、温帯低気圧に変わり、あす(26日)午前9時には千島の東に達する予想です。

日本に台風の直接の影響はない見込みですが、関東から東北、北海道の太平洋側の海上では、うねりを伴い、波が高くなるでしょう。午前11時30分現在、これらの地域には、波浪注意報が発表されている所があり、千葉県や茨城県ではきょう夕方まで、福島県や宮城県、岩手県、青森県、北海道ではあすにかけて高波に注意が必要です。船舶や沿岸では、十分お気をつけください。

台風9号は

一方、台風9号は、きょう(25日)午前9時現在、南シナ海にあり、1時間に30キロの速さで西北西へ進んでいます。中心気圧は990ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は25メートルです。きょう午後9時には華南に達し、この後、熱帯低気圧に変わり、あす(26日)午前9時にはベトナムに達する見込みです。

台風シーズン 前もって備えを

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台風の発生数の平年値をみると、8月は5.7個と、一年のうちで最も多く、9月も5.0個と、8月から9月はいわゆる台風シーズンです。また、また、月別の平均進路をみると、この時期は日本付近を通ることが多くなります。台風への備えが必要な時期です。
沖縄付近からさらにその南の海上では、海水温が30度以上となっていて、台風が発生すると、勢力を強め、発達しやすい環境となっています。

この先の予想資料では、来週にかけて、沖縄付近やその南では、周囲よりも気圧が低い低圧部が発生する予想となっています。今後の気象の情報にご注意ください。