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23日火曜は、北海道の所々で雨雲が発達するでしょう。今週後半~来週前半のポイントは「秋雨前線」で、27日土曜以降は、北・東日本の太平洋側で大雨のおそれがあります。大雨だけでなく、危険な暑さの続く所もありますので、熱中症にも警戒してください。

23日火曜 北は大雨のおそれ

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23日火曜は、前線が北海道付近を通過するでしょう。

北海道は、断続的に雨や雷雨で、局地的に激しく降りそうです。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に十分注意し、落雷や竜巻などの激しい突風、強風や高波に、ご注意ください。

東北から中国、四国は晴れ間も出ますが、雲が広がりやすく、局地的に雨雲や雷雲が発達するでしょう。九州や沖縄は、日差しがあっても、にわか雨の所がありそうです。傘マークがなくても、念のために雨具をお持ちください。

23日火曜 「処暑」でも 暑さはおさまらず

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23日火曜は、二十四節気の「処暑」で、暦の上では暑さがおさまる頃です。

ただ、実際は、暦通りとはいきません。最高気温は、全国的に平年並みか高いでしょう。北海道や東北は30℃前後、関東から西は30℃以上で、近畿~九州、沖縄は35℃近い所もありそうです。

そのため、京都府・兵庫県・和歌山県・鳥取県・岡山県・広島県・徳島県・香川県・福岡県・長崎県・大分県・沖縄県八重山地方に「熱中症警戒アラート」が発表されています。無理をしないで、できる限りの熱中症対策を、心がけてください。

秋雨前線の影響 27日土曜頃から大雨のおそれも

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そして、今週後半~来週前半、天気のポイントは「秋雨前線」です。

24日水曜は、本州付近に低気圧が進むでしょう。そのため、九州から関東では、雨の降りだす所がありそうです。

25日木曜以降は、本州付近に「秋雨前線」が停滞しやすくなるでしょう。25日木曜は、雨の範囲が広がり、26日金曜は、全国的に傘が必要になりそうです。

27日土曜以降は、前線がゆっくりと南下するでしょう。前線の南下するスピードが遅いため、前線に向かって、大雨のもとになる「暖かく湿った空気」が、長い期間にわたって流れ込みそうです。そのため、雨が降り続き、北・東日本の太平洋側では、総雨量が多くなるおそれがあります。

雨の降る量や、強まるタイミングは、まだ変わる可能性がありますので、最新の気象情報を、確認してください。

熱中症は まだ「危険」レベルの所も

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さらに、この先1週間も、まだ広い範囲で、熱中症対策が必要です。

「7日間 熱中症情報」を見ますと、東京都心や名古屋では27日土曜にかけて、一番上のレベルの「危険」な日があるでしょう。大阪や福岡は、26日金曜にかけて「危険」な日が続きそうです。那覇は、来週もまだ「危険」な日がある予想です。

気温が高いだけでなく、雨が降って、湿度も高い日が続くため、かなり、蒸し暑く感じられるでしょう。特に、関東から九州では、まだ最低気温が25℃以上と、寝苦しい日もありそうです。夏の疲れがたまる頃ですので、お休みの時も、なるべく涼しくしてください。

また、沖縄・奄美では、28日日曜頃から「かなりの高温」が予想され、気象庁は「早期天候情報」も発表しています。体調管理はもちろん、農作物の管理にも、十分お気をつけください。