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あす2日(木)は、上空に寒気を伴った低気圧が近づくため、昼頃からは大気の状態が非常に不安定になるでしょう。関東地方では、所々でにわか雨や雷雨がありそうです。あさって3日(金)は、東京都心も含めて、関東の広い範囲で急な雨や雷雨があるでしょう。天気の急な変化にご注意ください。

あす2日(木) 晴れる所も天気の急変に注意

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あす2日(木)も高気圧に覆われますが、上空に寒気を伴った低気圧が近づくため、昼頃からは大気の状態が非常に不安定になるでしょう。

朝から日差しが照りつけて、気温は早いペースで上がりそうです。25℃以上の夏日の続く所が多く、内陸を中心に30℃近くまで上がる所もあるでしょう。ただ、上空には寒気が入り、地上付近との気温の差が大きくなります。このため、大気の状態が非常に不安定になり、内陸を中心に雨雲や雷雲が湧きやすくなりそうです。
1枚目の画像は、関東地方のあす2日(木)午後6時の発雷確率(雷が発生しやすい確率)です。群馬県や栃木県を中心に、発雷確率が80%と赤くなっている所があります。発雷確率が90%以上とピンク色の部分も見られます。
昼頃から夜のはじめ頃にかけて、カミナリを伴い、道路が川のようになるほどの激しい雨の降る所があるでしょう。大雨になる所もありますので、低い土地の浸水や川の増水、土砂災害に注意、警戒してください。また、落雷や竜巻などの激しい突風、ヒョウにご注意ください。

あさっての天気 広い範囲で激しい雨や雷雨

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あさって3日(金)は本州付近を上空に寒気を伴った気圧の谷が通過するため、午後は大気の状態が非常に不安定になるでしょう。

日が差しますが、昼頃からは広い範囲でにわか雨や雷雨があるでしょう。局地的に雨雲や雷雲が発達することも考えられます。短い時間ですが、土砂降りの雨になることもあるでしょう。東京都心でも激しい雨や雷雨のおそれがあります。
雷雲の周辺では、竜巻などの激しい突風が発生したり、雹(ひょう)が降ることもあります。空が急に暗くなるなど、発達した積乱雲が近づく兆しがあるときは、できるだけ早く、建物の中など安全な場所に移動してください。また、スマホや雨雲レーダーなどで、雨雲や雷雲の動きをこまめにチェックしましょう。

雷雲が近づいたら

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雷雲が近づいた場合、家の中にいても、身を守るためにやっていただきたいことが2つあります。

1つめは、窓から離れて、家の中央に避難することです。雷が鳴る時には、突風が吹くこともあり、突風によって窓ガラスが割れる恐れがあります。雷が鳴っているかどうか、外の様子が気になるかもしれませんが、窓やカーテンはしっかり閉めて、窓から離れましょう。特に、大きなガラス窓の下や周囲は、大変危険ですので、絶対に近づかないでください。

2つめは、雷が近づいたら、家電製品のコンセントを抜くことです。雷が落ちると、パソコンなどが故障する場合がありますが、それを防ぐのは簡単です。コンセントを抜くだけで、雷から家電製品を防護できます。

雷の音が聞こえなくなっても、20分くらいは、むやみに外に出ないでください。