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この先、真冬の寒さはあす24日(木)まで。今週末は気温上昇。東京など関東~九州は最高気温が15℃を超え、花粉の飛散が本格化。九州や四国では連日「多い」予想。花粉対策は万全に。

今週末 スギ花粉の飛散本格化へ

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あす24日(木)にかけて、全国的に真冬の寒さが続き、スギ花粉の飛散は「少ない」所が多いでしょう。ただ、25日(金)は全国的に寒さは和らぎ、今週末26日(土)、27日(日)は気温上昇。東京など関東~九州は最高気温が15℃を超え、サクラが咲く頃の陽気に。スギ花粉の飛散が本格的になるでしょう。花粉の飛散量は、九州は25日から「多く」、四国では26日から「多く」なるでしょう。中国地方は25日~27日は「やや多く」、東京など関東では26日から「やや多く」なりそうです。近畿や東海は「少ない」予想ですが、花粉はわずかながら飛散します。敏感な方は対策をとると安心です。

九州~近畿のピークは?

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スギ花粉飛散のピークは、福岡は2月下旬から3月上旬、高松や広島、大阪、名古屋では3月上旬から中旬の予想です。

北陸~東北のピークは?

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金沢や仙台は3月上旬から下旬、東京では3月中旬から下旬が、スギ花粉のピークとなるでしょう。ピークの開始が例年よりやや遅くなる所がある見込みです。

スギ花粉のピークが終わる頃になると、ヒノキ花粉が飛び始め、その後ピークが始まります。福岡や高松では3月下旬から4月上旬、広島では4月上旬の見込みです。大阪や名古屋、東京では4月上旬から中旬にヒノキ花粉の飛散のピークとなり、時期はほぼ例年並みでしょう。金沢と仙台は、4月を中心にヒノキ花粉が飛散しますが、飛散量は他の地点と比べると少ないため、はっきりとしたピークはない見込みです。

帰宅後の花粉対策

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本格的な花粉シーズンに突入したら、外出時だけでなく、帰宅後も対策をなさってください。

外出から帰ってきたら、うがいをしましょう。また、洗顔をして花粉を落とすとよいでしょう。髪の毛にも花粉が付着するのでしっかりとシャンプーをするのも効果的です。なお、花粉飛散シーズンに窓を全開にして換気すると大量の花粉が室内に流入します。花粉のピーク時に1時間の換気をしたところ、3LDKのマンション一戸で、およそ1000万個もの花粉が屋内に流入したとの実験結果もあります。新型コロナウイルス感染予防のため、換気をする機会が多いかと思いますが、窓を開ける幅を10センチ程度にして、レースのカーテンをすることで、部屋の中に入ってくる花粉の数を、全開にした時と比べておよそ4分の1に減らすことができるという実験結果もあります。窓を開ける幅は少しでも構いませんので、なるべく換気しながら花粉を防ぎましょう。

なお、床やカーテンなどに花粉が多数付着している可能性がありますので、こまめに掃除をし、カーテンは定期的に洗濯をするとよいでしょう。