メイン画像
メイン画像

25日夜、サンタが帰った後、年に何度もないような強い寒波が東北へ襲来。特徴は3つ。①雪が長引き日本海側を中心に大雪の恐れ②太平洋側の平地でも積雪③水道管が凍結するくらいの冷え込み

クリスマスの夜から この冬になって最も強い寒波襲来

画像A
画像A

上の図は上空1,500m付近の寒気の予想です。

‐6℃以下が平地でも雪が降る目安、-12℃以下は大雪になる目安です。

25日(土)からは冬型の気圧配置が強まります。夜からは年に何度もないような非常に強い寒気が流れ込む見込みです。

今回の特徴は主に3つ。

・雪が長く降る

今回の寒気は一時的ではなく、28日(火)頃にかけて居座る「寒波」となって襲来します。

日本海側を中心に雪が長く続き、山沿いを中心に大雪になる所がある見込みです。

仙台など、太平洋側の平地でも雪の積もる所があるでしょう。

・短時間に大雪の恐れ

冬型の中、小さな低気圧が通過したり、風のぶつかり合いで雪雲が発達したりすると、短時間で大雪になる恐れがあります。

・寒さも記録的

12月としては記録的な寒さの所がでてきそうです。水道管の凍結などにもご注意ください。

25日(土) 日本海側山沿い中心に積雪増 仙台なども数センチ程度の積雪に

画像B
画像B

上の図は25日(土)夜の雨や雪、風の予想です。

図の右に凡例がありますが、青系は雨、緑から赤は雪で、赤になるほど雪の降り方が強いことがわかります。

25日(土)も日本海側は断続的に雪が降り、山沿いを中心に積雪が多くなるでしょう。

25日夜は太平洋側にも雪雲が流れ出し、仙台や福島など市街地でも翌朝までに数センチ程度積もりそうです。

外出の際は、時間に余裕をもって、いつも以上に安全運転を心がけましょう。

【予想降雪量】

24日18時から25日18時まで(多い所)

東北日本海側 山沿い 40センチ

東北日本海側 平地  40センチ

東北太平洋側 山沿い 30センチ

東北太平洋側 平地  30センチ

26日(日) 日本海側を中心に 局地的な大雪の恐れ

画像C
画像C

26日(日)は、強い冬型の気圧配置が続くなか、北海道方面から小さな低気圧(図の赤丸部分)が東北地方へ進み、日本海側を南下する見込みです。

まだ予想に幅があるものの、昼頃には青森県の津軽地方から雪が強まり、夜にかけて秋田県~山形県方面へ強い雪のエリアが移りそうです。

数時間で一気に10cm以上雪が積もるようなドカ雪の恐れがあります。

また、日本海で風と風がぶつかると雪雲が急に発達して、日本海側を中心に大雪をもたらすことがあります。

どちらも、まだ予報に幅がありますので、最新の気象情報を確認してください。

【予想降雪量】

25日18時から26日18時まで(多い所)

東北日本海側 山沿い 60から80センチ

東北日本海側 平地  20から40センチ

東北太平洋側 山沿い 50から70センチ

東北太平洋側 平地  20から40センチ

26日18時から27日18時まで(多い所)

東北日本海側 山沿い 40から60センチ

東北日本海側 平地  30から50センチ

東北太平洋側 山沿い 40から60センチ

東北太平洋側 平地  20から40センチ

その後も、断続的に雪が降ってトータルで降る雪の量が多くなり、積雪も増える見込みです。

日本海側の海上を中心に風も強まるため、25日夜から26日にかけて吹雪、26日は高波に注意・警戒してください。

29日(水)頃 ピーク過ぎるも…年末は再び寒気強まる 長期の外出は水道管の水抜きを

画像D
画像D

一連の寒波は28日(火)頃までの予想です。29日(水)頃には気温が上がり、秋田には雨のマークもでてきます。

ただ、その後再び寒気が流れ込み、大晦日には再び日本海側を中心に雪が強まる傾向です。

年末年始の移動は、気象情報をこまめに確認してください。

寒さは、仕事納めの頃にかけて厳しくなります。

予想最低気温は盛岡は27日(月)-8℃、仙台は28日(火)-5℃、福島も来週前半は連日-4℃予想です。

もし仙台や福島で-4℃を下回れば、師走としては7年ぶりの寒さです。

この‐4℃は水道管凍結の目安です。

さらに、日中も0℃前後の日が続くことや、年末年始で長く家を離れる人が増えるなど、水道管が凍結しやすい悪条件が重なります。

長期間、外出される方は、水抜きをしておきましょう。