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来週は秋の彼岸にあたりますが、全国的に気温が平年よりかなり高くなる可能性があり、気象庁は高温に関する早期天候情報を発表しています。急激な気温の上昇に注意が必要です。

今週は暑さ和らぐ 来週は残暑復活

今週は秋雨前線や台風14号の影響で、西日本や東日本を中心にぐずついた天気となり、厳しい暑さもなさそうです。ただ、このまま順調に本格的な秋には向かいません。

来週は暖かい空気が流れ込みやすく、気象庁は北海道から沖縄まで「高温に関する早期天候情報」を発表しています。東北から九州、沖縄は19日(日)ごろから、北海道は21日(火)ごろからの5日間平均気温は、平年よりかなり高くなる可能性があります。

特に九州から関東では広い範囲で30℃くらいまで上がるような残暑が戻る見込みで、熱中症対策など健康管理や農作物の管理に十分な注意が必要です。

熱中症を引き起こす条件

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熱中症は、誰でも発症するおそれがあり、引き起こす条件は、大きく3つ挙げられます。

1つめは「環境による条件」です。その日の気温が高いだけでなく、急に暑くなった日や、熱波の襲来も危険です。また、湿度が高い、風が弱い、日差しが強いといった気象条件も、熱中症を引き起こします。締め切った室内や、エアコンがない所といった環境も、熱中症には特に注意が必要です。

2つめは「体による条件」です。高齢者や乳幼児、体に障害がある方は、周りの方が特に気をつけてあげてください。肥満や持病(糖尿病、心臓病、精神疾患など)のある方も、熱中症にかかるリスクが高まります。低栄養状態、脱水状態の方は、体にこもった熱を、効率良く体の外へ逃がせなくなるおそれがあります。二日酔いや寝不足などの体調不良でも、熱中症にかかりやすくなってしまいますので、ご注意ください。

3つめは「行動による条件」です。激しい運動をしたり、慣れない運動をしたりすると、体内で熱が発生しますが、その熱が体の中にこもったままだと、熱中症にかかりやすくなります。長い時間の屋外作業や、水分補給がしにくい状況も、熱中症を引き起こす原因になりますので、十分お気を付けください。