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きょう22日(日)、大気の状態が非常に不安定です。九州から東北では所々で雨雲や雷雲が発達するでしょう。激しい雨や非常に激しい雨が降り、大雨となる恐れがあります。

大気の状態が非常に不安定

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11日(水)頃から本州付近に前線が停滞し、広く大雨となりました。降り始めからの雨量が宮崎県えびの市などで1000ミリを超えるなど、九州を中心に広く記録的な雨量となりました。

20日(金)頃には一旦、前線はなくなったものの、きょう22日(日)には、前線を伴った低気圧が日本海に進み、前線は次第に本州付近に延びるでしょう。低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、日本列島は広く大気の状態が非常に不安定となっています。

きょう22日(日)も九州から東海、北陸は、あちらこちらで雨雲や雷雲が発達するでしょう。雷を伴って激しい雨や非常に激しい雨が降り、大雨となる所がある見込みです。関東は変わりやすい天気で、急な雨や雷雨にご注意ください。激しい雨の降ることもあるでしょう。東北は断続的に雨が降り、日本海側では局地的に雷を伴って激しい雨が降りそうです。北海道も夜になると雨や雷雨の所があるでしょう。

九州から東海を中心に、これまでに降った雨により地盤の緩んでいる所があります。土砂災害に警戒が必要です。低い土地の浸水、河川の増水にも注意、警戒してください。

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土砂災害から身を守るには

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今回のように長期間にわたって雨が続いたときには、地面が水分を大量に含んで緩くなっているので、警戒が必要です。特に意識して情報を収集するようにしましょう。

土砂災害に関する気象情報・避難情報をこまめに確認してください。雨の状況に応じて段階的に、注意報や警報などが発表されます。気象情報を確認し「大雨警報(土砂災害)」や「土砂災害警戒情報」が出されているか確認してください。自治体から「高齢者等避難」が発令されれば、主要な指定緊急避難場所が開設され始めます。ただし、自治体で発令する避難情報が間に合わない可能性もあるため、早め早めの行動を心がけましょう。

以下のような土砂災害の前兆現象に注意してください。

①がけや地面にひび割れができる。

②木が裂ける音や石がぶつかり合う音が聞こえたり、土のにおいがしたりする。

③井戸や川の水、湧き水が濁る。湧き水が止まる。

④がけや斜面から水が湧き出たりする。

そのほか、小石がバラバラと落ちてくる、地鳴りや山鳴りがする、雨が降り続いているのに川の水位が下がる、樹木が傾く、などがあります。このような時は、土砂災害の危険が高まっています。すぐに周りの人に声をかけて、安全な所へ避難してください。