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29日(土)にかけて上空に寒気を伴った低気圧の影響で、西日本から北日本にかけて大気の状態が非常に不安定になるでしょう。竜巻などの激しい突風や落雷、急な強い雨に注意が必要です。

大気の状態が非常に不安定に

上空に寒気を伴った低気圧が日本海を29日(土)にかけて北東に進む見込みです。

上空の寒気の影響や低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、西日本から北日本では大気の状態が非常に不安定になる所があるでしょう。

29日(土)にかけて、九州から北海道では日本海側を中心に所々で雨雲や雷雲が発達する予想です。竜巻などの激しい突風や落雷、急な強い雨に注意が必要です。

特に、東北北部では強い雨が降り、大雨となる所があるでしょう。大雨による土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水にも注意・警戒してください。

竜巻の発生しやすい気象状況

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竜巻が発生しやすい気象状況になると、気象庁は「竜巻注意情報」を発表して、注意を呼びかけます。また、「雷注意報」が発表されている時や、天気予報で「大気の状態が不安定」とコメントする場合も、竜巻が発生しやすくなります。ただ、屋外にいる時など、「竜巻注意情報」や「雷注意報」の情報を得ることができない場合もあります。竜巻が発生するのは「発達した積乱雲の下」ですので、普段から、積乱雲が近づく前触れを覚えておきましょう。

①真っ黒い雲が近づき、周囲が急に暗くなる。

②ゴロゴロという雷の音が聞こえたり、雷の光が見えたりする。

③ヒヤッとした冷たい風が吹く。

また、大粒の雨が降りだしたり、ひょうが降りだしたりします。ただ、竜巻の前に、これらの前触れが必ず発生するとは限りませんし、ハッキリしない場合もあります。少しでも異変を感じたら、早めの避難が必要です。