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28日(日)は広く雨が降って風も強まり、桜流しの雨になった所もありました。29日(月)は一転して天気は回復へ。ただ、今度は大陸から西日本を中心とした広い範囲に黄砂が飛んできそうです。

西日本を中心に30日にかけて黄砂飛来

28日(日)は低気圧や前線の影響で全国的に雨や風が強まり、鹿児島県や高知県など、西日本の太平洋側で非常に激しい雨が降った所もありました。

29日(月)は天気が回復。多くの所で晴れ間が戻り、初夏を思わせる陽気になるでしょう。ただ、今度は西日本を中心に黄砂が飛来する予想で、気象庁は『黄砂に関する全般気象情報』を発表しました。

気象庁によると、黄砂は30日(火)にかけて西日本を中心に、北海道を含めた広い範囲で予想されるとのことです。水平方向での見通しが効く距離(視程)は10キロに及ばず、所によっては視程が5キロ未満になる恐れもあります。

黄砂に講じる対策は?

黄砂は主に洗濯物や車を汚したりすることが考えられます。洗濯物は外ではなく、屋内に干して乾かすほうが良さそうです。

車に付着した場合、タオルや、ぞうきんで拭くと細かなキズをつけてしまうことも。高圧洗浄の水洗いが効果的とされていますので、早めに洗浄しましょう。

そもそも黄砂現象ってなに?

黄砂現象とは、東アジアの砂漠域(ゴビ砂漠、タクラマカン砂漠など)や黄土地帯から、強風により大気中に舞い上がった砂や塵が浮遊しつつ降下する現象です。

黄砂は砂漠域で強風が発生すること、地表面が砂や塵を巻き上げる状態であることが重なると発生しやすいとされています。日本にまで届くような黄砂は、低気圧の南側の強風域で巻き上げられることが多く、日本では春に観測されることが多くなっています。