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3月2日現在で、日本気象協会中国支店で観測した、今シーズンのスギ花粉の飛散数をまとめました。

今年の飛散開始は2月13日で、おおむね平年並みでした。

その後は次第に花粉の量が多くなり、2月20日に中国地方で春一番が吹いた日をきっかけにして花粉の量は急激に増加しました。

その後は1平方センチメートルあたり50個以上の、「非常に多い」ランクになる日が目立っています。

これから来週の前半にかけても最盛期が続きますが、その後はスギ花粉の飛び散る量は徐々に減少傾向になる見込みです。

今年は花粉の飛散のピークが前倒しに ヒノキ科の花粉症の方も早めの対策を

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グラフは、広島市中区でのスギとヒノキの平均的な飛散の様子をグラフにしたものです。

例年、スギ花粉は2月下旬から3月上旬にかけてピークを迎え、3月中旬になると次第に減少傾向になります。

そのころからヒノキ科の花粉が徐々に飛び始め、ソメイヨシノが咲くころになると、スギ花粉よりもヒノキ科の花粉の方が次第に多くなります。

そして、満開を過ぎて「落花さかん」になるころには最盛期を迎えます。

今年は季節の歩みが例年よりも早まっており、ソメイヨシノの開花も早まるとみられるため、ヒノキ科の花粉症の方も早めの対策を心がけましょう。

来週の前半にはスギ花粉の飛散が新たなピークに

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5日(金)から7日(日)にかけては雨の降る日もあり、花粉の飛散がいったん抑えられるでしょう。

しかし、8日(月)からは天気が回復するとともに本格的に飛び始める見込みです。

まとまった雨の降る日を除いて、少ないながらも花粉が飛ぶため、油断をしないようにしましょう。

徐々に、ヒノキ科の花粉が飛び始める可能性もあります。