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2020年の関東甲信の梅雨は「一度の雨」がまとまった雨量に。すでに平年一カ月分を超えている所も!今後も大雨に警戒を!

2020年梅雨 (関東甲信)

今月11日(木)に梅雨入りしてからちょうど二週間が経った関東甲信地方。先ずは、ここまで(6月25日午後5時まで)の雨の割合を都県別に確認します。梅雨入りしてからきょう(25日)までの15日間に東京都心では1ミリ以上の雨を観測した日数は10日。率にすると.667でした。そのほかの関東甲信の県庁所在地で調べてみると関東各県は.600~.667。一方で、甲府や長野では4割台でした。先週末に3カ月遅れで球音が鳴り響いた野球界。野球の打率でこの数字なら高打率ですが、雨の降りやすさでは「関東地方のほうに分があった」と数字で見て取れます。

積算雨量(6月11日~きょう(午後5時まで))

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東京都心では、6月平年一カ月の総雨量が167.7ミリなのに対し、梅雨入りした11日からきょう(~25日午後5時)までの二週間で156.0ミリの雨量を観測しました。そのほかの地点で見ると、宇都宮は既に平年(174.7ミリ)を超える224ミリの雨が降っています。雨天率が5割に満たなかった長野でも既に6月平年一カ月分の雨が降っていて、千葉や前橋でも平年値に迫る雨量を既に観測している状況です。これまでの期間、毎日雨が降っていたわけではないのに、既に平年以上の雨を観測している所があるということは、一度で降る雨の量がシトシトではなく、ザーザーとまとまっていたと紐づけられます。

傘が大活躍する一週間

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この先、一時的に晴れる日はありますが、基本的に梅雨空とお考え下さい。特に注意していただきたいのは6月最後の日曜日の28日から30日火曜日の傘マークです。梅雨前線上に低気圧が発生し、本州を通過します。低気圧に向かって、南から非常に蒸し暑い空気が流れ込み、大気の状態が不安定になります。活発な雨雲が広範囲にかかり、本降りの雨になります。低気圧の発達次第で大雨や荒天になる恐れがあります。今後も気象情報をこまめにアップデートし、雨へ備えて下さい。

また、本日最新の一カ月予報が発表されました。全国的に暑すぎる7月 梅雨明けは? 1か月予報今後の雨や暑さの傾向など参考にしてみてください!