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きょう(31日)、北海道ではあちこちで雨雲が発達しています。岩見沢市では午後3時31分までの1時間に94.5ミリの猛烈な雨が降り、同地点の観測史上最も多くなりました。今夜にかけて、急な強い雨の可能性があります。引き続き、大雨による土砂災害や川の増水、氾濫に厳重に警戒してください。

北海道のあちこちで雨脚強まる 岩見沢市では観測史上1位

きょう(31日)、北海道の北にはこの時期としては冷たい空気を持った低気圧があり、道内は大気の状態が非常に不安定になっています。未明からあちこちで雨雲が発達し、名寄市や洞爺湖温泉など、土砂降りの雨になった所がありました。午後3時ごろには岩見沢市岩見沢付近や三笠市付近に非常に発達した雨雲がかかり、午後3時30分までの1時間にレーダーの解析で約100ミリの猛烈な雨が降ったとして、気象庁は記録的短時間大雨情報を発表しました。岩見沢市では雨量計(特別地域気象観測所)でも1時間に94.5ミリの猛烈な雨を観測し、1948年の観測開始以来、1位の記録になりました。また、利尻町沓形では午前8時4分までの1時間に32ミリの激しい雨が降り、8月としては観測史上最も多くなりました。

今夜は安全な場所でお休みを

今夜にかけても大気の非常に不安定な状態が続く見込みです。これまでに大雨が降った地点では地盤が緩んでいる可能性があります。土砂災害や川の増水・氾濫に厳重な警戒が必要です。また、今は雨が降っていない地点でも、急に強い雨が降ることがありそうです。今夜は、近隣のより安全な場所や2階以上の部屋など、少しでも安全な場所でお休みください。