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関東甲信は、31日の午後は所々で傘の出番。梅雨入りは平年だと6月8日ごろですが、今年の6月の天候は?

「五月晴れ」は続きません

きょう30日(木曜日)の関東甲信地方は、カラッとした晴天となりました。長い時間晴れただけでなく、空気が乾き、前橋や谷では、いずれも4日ぶりに湿度が10%台まで下がりました。こんな日を「五月晴れ」と呼びますよね。「五月晴れ」とは、もともとは「梅雨の晴れ間」を表した言葉でしたが、現在は「5月のすがすがしい晴れ」を表す言葉として使われています。30日(木曜日)は、まさに「五月晴れ」でしたが、この状態は、31日(金曜日)には一転しそうです。

傘マークがなくても 急な雨に注意

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あす31日(金曜日)は、広い範囲で朝から雲に覆われるでしょう。時間が経つにつれて、雲がだんだん厚くなりそうです。傘マークのついている長野県では、昼過ぎから雨が降りだすでしょう。関東北部も夕方以降は、傘の出番となりそうです。傘マークのない関東南部や山梨県も、夕方以降は、あちらこちらで雨雲に変わるでしょう。都心でも、夜は雨の降る所がありそうです。雨は降ったとしても弱い雨ですが、お出かけに雨具をご用意下さい。

暑さの「質」も変わります

さらに、31日(金曜日)は暑さの「質」も変わるでしょう。日差しがなくても、南風が吹いて気温を押し上げそうです。さらに、雨のもとになる湿った空気が流れ込むので、湿度が高くなるでしょう。気温は30日(木曜日)と同じくらいでも、湿度が高いと、カラッとした暑さから、ムシッとした暑さに変わりそうです。駅など人の多い所では、更にムシムシと感じられるでしょう。飲み物を用意するなど、汗をかく前でも、こまめな水分補給を心がけて下さい。

今年の6月 特に注意が必要なのは?

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そして、あさってからは6月。平年ですと、九州や本州でも、いよいよ雨の季節を迎えます(ちなみに、北海道には梅雨はありません)。関東甲信地方の梅雨入りは、平年ですと6月8日ごろ、昨年は6月6日ごろでした。そろそろ今年の梅雨入りが気になりますね。
30日(木曜日)に発表された「1か月予報」や「10日間予報」によりますと、今年の関東甲信地方の梅雨入りは、平年並みか遅くなる可能性が高くなっています。6月の1週目(1日~7日)と2週目(8日~14日)は、平年に比べて曇りや雨の日が少ない予想です。3~4週目(15日~28日)になると、平年と同様に、曇りや雨の日が多くなるでしょう。さらに6月全体の日照時間は平年並みか多い予想なので、梅雨入りしたとしても、6月なのに、いつもの年より傘の出番は少なくなりそうです。また、6月全体の降水量は、平年並みか少ないでしょう。
ただ、今年の6月、特に注意が必要なのは「暑さ」です。関東甲信地方では、6月の前半は気温が平年より高いでしょう。東京都心では、平年ですと、6月1週目の最高気温は25度くらいですが、今年は28度前後の日が多く、30度くらいまで上がる日もありそうです。湿度も高めで蒸し暑い日が続きますので、体調管理はもちろん、食品の管理にも十分ご注意下さい。