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31日は、活発な前線活動によって東北や北陸では大雨となっています。山形県や石川県では観測史上最多の雨量となっている所もあります。

記録的な雨量に

31日は、東北付近にのびる秋雨前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んでいて、前線の活動が活発になっています。発達した雨雲が同じ場所にかかり続け、東北や北陸では大雨となっています。石川県輪島市の舳倉島(ヘグラジマ)では、午前5時20分ごろまでの1時間に77.0ミリの非常に激しい雨が降りました。また、記録的な雨量となっている所もあり、3時間降水量は石川県七尾市で122.0ミリ、山形県最上町の向町(ムカイマチ)で104.0ミリ、石川県志賀町で92.0ミリといずれも観測史上最多の雨量となりました。6時間降水量でも、山形県最上町の向町(ムカイマチ)で134.5ミリ、石川県志賀町で127.5ミリと観測史上最も多い雨量となっています。

東京でも雷雨

前線の南側でも所々に発達した雲がかかっていて、関東地方でも所々で雨が降っています。埼玉県などでは1時間に20ミリ以上のどしゃ降りの雨となった所があります。上の写真のように、午後3時ごろ、東京池袋では発達した積乱雲が見られ、落雷も確認しました。

土砂災害や浸水に警戒

雨量の多くなっている地域では、地盤がゆるくなっている恐れがあります。土砂災害には十分警戒してください。また、浸水害にも警戒が必要です。自治体からの避難情報を確認するとともに、安全確保を図るなど、適切な防災行動をとってください。